anxious for Heaven鳥かごなんて、最初からなかった。 |
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2005年03月22日(火) | 連休のまとめ。 |
金曜から三泊で一人 土曜から一泊で一人 友人が泊まりにきていた。 前者はいわきの女の子 後者は練馬のお兄さん 冬寿と同じチャットの知り合いで きっと今では一番仲良し。 金曜日 女の子(=ハチ)と二人でショッピングモールへ出掛け お買物ー、お買物ー!お揃いのキャミソールを買ってみる。 年齢が7つも違うのに、それはキニシナイ! インテリアを見て、仕事帰りの冬寿を迎えに行き、ビーフシチューを食べる。 日が変わる前に就寝。 土曜日 一人だけ、朝早くに目が覚める。二時間待ちぼうけwithタバコ。 買い出しに出掛け、ハチとケーキを焼く。 ハチは初めてケーキミックスを使ったそうだ。 いつも本格的。料理上手。そんな彼女は調理系の大学に行っている。さすが。 お兄さん(=SEED)を駅まで拾いに行く。 家の目前を電車が通過したので、慌てて出動。 帰宅後、キムチ鍋やケーキを食べ、カラオケに繰り出す。 最近カラオケが苦手な理由が発覚するも、楽しみつつ歌う。 暗さと閉塞感でパニックに陥りやすくなる、らしい。 楽しいんだけど。動悸や体温の上下が激しくて、脂汗をかく。途中で一時避難。 夜中に家に戻り、冬寿のPCのHDDを増設。 というか、二台を一台に統合。見てはいけないようなファイルを発見、爆笑。 ま、まあ、そんなにヤバいものではないのだけど、かなり笑いのツボ。 三時過ぎに就寝。 日曜日 温泉にいこうと準備。 出発予定の十一時前に友人からメールが。 福岡の震災の情報だった。すぐにテレビをつけたが、血の気が引く。 四半世紀を福岡で過ごした私も信じられない。予測なんて出来ない。 実家をはじめ、弟も母親も友人も、どの会社の携帯も不通。 情報も少ない、映像も入らない、現地には連絡がつかない。 テレビにかじり付いたまま一時間経過。携帯も復旧せず、埒があかない。 折角来てくれたハチとSEEDにも悪いし、待つだけ無駄だし、気分転換もしたいし 思い切って出発、一路日光方面へ車を飛ばす。 杉並木。風情はあるんだろうけど、またもや閉塞感が…。事実、道幅も狭い。 一時間で目的地に辿り着き、男女別れて温泉に。冬寿、素で女湯に入りかける。 ハチと裸の突き合…もとい付き合い。 内湯も広いが、露天はもっと広い。そしてたった五人しかいない。 チャットの人間関係の裏話や、いろいろなぶっちゃけトークを。 あがると、男組は既に休憩所でのんびりしていた。 遅めの昼食をとり、SEEDをバス乗り場まで送る。 途中で弟にメールが繋がり、無事を確認。自宅も被害はなし。 母親にはまだ連絡がとれない、心配でたまらない。 帰宅後、やっと母親に電話が繋がる。何もなく無事。 珍らしく、本当に珍しく、自宅にいたそうだ。 揺れる食器棚を必死で押さえたと言うが、冷静に考えると『逃げろ!』と…。 しかも地震の数分前まで、風呂の種火が点いていた、って危険だから! 気が抜けて、眠った。 起きてから、近くにある行きつけの居酒屋へ三人で食事に。 栃尾油揚げ、すいとん、やきそば、モツ煮、タコ刺しを食べる。 御通しが切れたから、と、胡瓜とトマトのスライスにキムチが出てきた。 おばちゃんも好き、料理も美味しい。ただ、カラオケが騒がしい。 友人にも粗方連絡がとれ、全員が無事。 ただ、場所と高さによっては、家の中がひどい有様だとか。 写メールを見て、気持ちが凍り付く。 ゲームや話をし、夜中に一旦布団に入る。 が、余震が気になって仕方がなく、暗さで不安が増幅する。 一人で別室に行き、明け方までずっと地震関連のニュースを見ていた。 同時に携帯から、にちゃんねるの地震速報板で現地の声をチェック。 寝なければ、落ち着かなければ、と思い、久々に睡眠薬を飲む。 …しかし気が昂ぶっているのだろう、焦燥感に耐え切れず 若干OD(大量服薬)気味に20錠を飲み続けてしまい、気付くと夜が明けていた。 月曜日 明け方のODのせいで、関節がミシミシ。しかし寝たのは2時間だった。 家を出て、金曜とは別のショッピングモールに行く。 リラックマの入浴剤を買ったり、食事したり。 冬寿の運転で、ハチを乗り換えの小山駅まで送っていった。 途中で冬寿が、大きなリラックマのぬいぐるみをゲットする。釣られて私も。 またクマ屋敷に拍車がかかった…(ハチ曰く、クマの森…)。 ハチを見送り、別の道を通って帰宅する。今度は私が運転。 最近、誰ともリアルの会話が出来なくて、寂しくて。 ハチやSEEDが来てくれたことは、本当に嬉しかった。 好きな二人だから、なおさら。 だけど、不意に飛び込んだ地震のニュースで内心はかなり動転し そんなときに二人がいてくれたことは、まさに不幸中の幸いで。 おかげで救われた。本当に救われた。ありがとう、感謝でいっぱい。素直に言えないけれど。 福岡は、やはり故郷で。大好きな街で。 こんなにも離れていることを痛感した。 体感する恐怖よりも、想像するしかない不透明な恐怖のほうが 私をより揺さ振るのだということも痛感した。 規模の割に被害が少なかったのは、奇跡でしかないのでは、と思う。 地震は起きないというのが常識で、それに対する防災意識も低い土地なのに。 いや、それが逆によかった部分もあるのかもしれない…わからないけど。 遠い…。 何かがあっても、すぐに戻れる距離じゃない。 天災でなくとも、何が起こるのかわからない。 親しい人、好きな人の身に何かがあっても、かけつけられない。 ぶっちゃけてしまうと、死に目に会えなかったりもするわけで 場合によっては、後から知らされるしかないこともあるわけで それを思うと、目の前が真っ白に、なる。息が苦しくも、なる。 パニック、だ。 今、この状態で一人には出来ないし、まだ福岡も安心出来ないから いつでも連絡がとれるようにと、冬寿は明日、有休をとってくれた。 事情が事情だからと、職場の人も快諾してくれた。 ありがとう。 みんな。ありがとう。 みんな。無事で何より。 みんな。気を付けて。 最後になるけれど 被災した方々、くれぐれも余震に気を付けて。 少しでも休めるときには休んでください。 災害伝言掲示板への登録、貴重品や非常の品の準備もしてください。 故郷が みんなのいる故郷が 早く落ち着きますように。 |
一緒にいられると思ったのは たぶん、間違いじゃない。 |
written by:Kyo Sasaki ☆メール☆ |
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