anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2005年03月16日(水) にちじょう。
朝6:00過ぎに起きて
彼がシャワーを浴びている間に
軽い朝食の準備をして
めざましテレビの占いを見ながら
ふたりで慌ただしい朝食をとる

7:15には家を出て
毎朝ゴミを出し
途中の自販機でコーヒーを買ってから
彼を会社まで乗せていく

帰宅すると8:00過ぎで
洗濯機に服と洗剤を投げ込んで
全自動のゴンゴンという音を聞きながら
アロマオイルを薫く

イランイランの香が充満してきた頃
ピーッピーッとブザーが鳴り
洗濯物を干しにかかる
天気の良い日は布団と毛布も

夕食の軽い仕込みをしてから
自由な時間
主に読書
最近はワイヤーで工作もしてみたり

ほんの少しの片付けをしてから
買い物に出かける
日によって場所を変え
お得感を追求

16:45くらいになると
今度は彼を迎えに行く
煙草を吸いながらの運転は少々危ない
自分の腕を過信気味

運転の特訓も兼ねて
寄り道をしてから帰宅
市内を走ったり
隣の市まで出てみたり

玄関を開けると
朝薫いたイランイランがまだ薫る
食事を作りこたつに並べ
彼は時々ビールを飲む

話をしたり
テレビを見たり
ゲームをしたり


幸せな生活


だけどね


何かが足りない


何が、って




他人の息吹が




考えてみると
考えてみなくても
彼以外の人間と
生身で接触していない
この半年間ほとんど

2ヵ月に一度挨拶に行く彼の実家
1度会ったきりの3人の彼の友人
2度食事をしに行った彼の職場の人

だけだな




ノイローゼ気味だと言われた
十分に自覚もしている
感情の揺れ幅が異常だ
いつも必死に抑圧している
抑えつけるから尚更
爆発して吹きこぼれてしまう

寂しい寂しいと言ったって
口にするだけじゃ何も解決しない
決めたのは自分
ここで生きると決めたのは自分

それに
強がりでも何でもなくて
楽しかったり幸せだったり
確かにする
ものすごく思う




足らうことと
満足することは
きっと違う
満たされるなんて有り得ない
いつも何かが足りなくて
当たり前
どんなにお金があっても
どんなに幸せなように見えても

だからといって
足りない足りないと不満ばかりを抱えたままで
そんな気持ちでは死にたくない

決して完全に満たされることはない
そういう前提を根底に抱えたままで
足らうことは大事なんじゃないか
現状に浸りきることはよくないとしても
ある程度の妥協は
ほんの少しの向上心は




斜め5度くらい上を見て

が ちょうどいい
たぶん
過信せず卑下せず
あるがままより少しだけ上下を







洗濯機のブザーで
はっと現実に引き戻される

ゲストハウスウェディングの夢ばかり見てる場合じゃ
な い っ て ば !




週末は友人2名が泊まり込みで来訪予定
ビーフシチューでおもてなし

いや 手抜きだけど

男女同じ人数だし
温泉もいいな
ダーツにも行こうかな




とりあえず早く
住民票移して仕事したい
人と関わらなくちゃ
義務でもいいから関わらなくちゃ
また言葉がおかしくなるよ
いろんな意味で

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
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