anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2004年06月02日(水) 蓄積疲労。
大きな嘘を一度吐かれることよりも
小さな裏切りを百回重ねられた方が
その方がずっとずっと辛くて悲しい

何度言っても伝わらない
飽きるほど言っても伝わらない

そんな関係は正直に言って疲れる。


どうして、書いた10分後には加筆しているんだか。
もう何度も限界点を振り切ってきたけれど
そのたびに「でも好きだから」「この人は違うから」
自分に言い聞かせてきた。納得したつもりでいた。
でも本音の部分では全く納得なんてしていなくて
気が付いたときには蓄積疲労でもう立ち直れない。

我慢させたくないんだ、追い詰めたくないんだ。
自分を傷つけないでほしい。きちんと怒ってほしい。

そう何度も何度も飽きるほど言われてきたけれど
そういう性格の私に原因があると同時に
そうさせているあなたの態度にも原因はあるのだと思う。
責任はきちんと等分に、私にとっての恋愛。
それを伝えたこともあるけれど、必ずこう返ってくる。

変わるから。頑張るから。守るから。
どこにも行くな。置いていくな。
ひとりにしないで。ひとりにならないで。

涙声でこんなことを言われてしまった日には
わかったよと言って笑うしかない。許すしかない。
でも何が変わっただろう、いい方向に。
変化を認められない私が悪いのだろうか。
きっとそうだよね、とまた自分に言い聞かせる。

だけど今回ばかりは本当に限界を振り切ったどころか
今まで蓄積されていた怒りや不満やそういうものが
明らかな音を立てて弾け飛んでしまって

彼に流す情報は

Kyoは音信不通です

このままフェードアウト出来ればどれほど楽だろう。
一時はきっと死ぬほどの苦しみを味わうんだろうけど
吹っ切ってしまえればどれほど楽になれるだろう。
あなたと一緒にいる幸せも知ったけれど
一人でいることの安楽さも知ってしまいそう。

珍しく、何度電話が鳴っても取ることはないし
どれほど縋るようなメールが来ても返事は出さない。
半日音信普通にしているだけでも
寂しがりの私にとってはとても珍しいこと。

一度思い知らせてやらなきゃ変わらないね。
奈落の底に叩き落さないとわからないね。

深夜に弟と話していると、そう言われたのだけど
冬寿の場合はたぶんこんな感じなのだろうと思う。

奈落の底に叩き落したとしても
それが奈落の底だと気づかずに
普通に順応して微温湯に浸かってそうなんだけど?

叩き落すくらいじゃ何も変わらないわからないなら
奈落の底に穴を掘って埋めて上から土を被せて
さらに足で踏んで踏み固めて絶対に出られないように。
そのくらいしてでもわからせたい。

私の性格はかなりというか真剣に両極端だから
やるとしたらとことんやるのだろう。
愛することも突き落とすことも。

だけど本人には言えないけれどたった一つ思うのは
好きだからそうまでしてみようと
いつかわかってくれるだろうと信じている
その盲目的な愛情なのだろうなということ。

本人にそう伝えてしまっては
またきっとその言葉に状態に甘えてしまうのだろうから
絶対に絶対に言わないけれど。

彼と一緒に書いている交換日記もサーバー落ちして
接点が本当になくなってきているけれど

最後まで逃げるつもりはないんだ。
逃げるくらいなら本気で手の届かないところに行くよ。
きちんと見守っていたいから
きちんと戻ってきたいと思うから
ぎりぎりのところで踏み止まっているんだよ。

自分が嫌だ。

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
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