anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2004年03月29日(月) 古い携帯。
もうすぐ、3月も終わっちゃう。
この前、会いに行ったばっかりな気がするのに。
早いねー。ホントに早いね。

もう、好きだよって言ってから、1年以上たっちゃってる。
この前、昔の携帯に残ってたメール、見たよ。
好きだよって言ったすぐあとのメールも、残ってたよ。残してた。
昔の携帯は、冬寿からのメールしか、残してない。

けんかするたびに、こんなもの捨てちゃえーって思う。
残してても意味ないじゃん、って思う。
ただの、画面にうつる文字だもん、って思う。
だけど、絶対捨てられないんだ。もったいなくて。

子供にかえっちゃったときに、見直したんだ。そのメール。
ホントに、ただ、好きで好きで、勢いで言っちゃったこと、思い出した。
好きだって言えれば、それだけでいいやって思った。
今までみたいに仲良くできれば、それだけでいいやって思った。
知ってもらえたら、それだけでいいやって思った。

だけど、ヘンなの。どんどんやりたいことが増えてく。
電話したい。会いたい。もっと会いたい。一緒に暮らしたい。
当たり前なのかもしれないけど、やりたいことが増えてく。

でもさ、やっぱり、最初のことは忘れないでいたい。
だから、この携帯は、タカラモノ。
何かあって、いやになるたびに、見て、思い出すんだ。
こんな気持ちもあった、って、そのときのこと。

2回も車にひかれて、傷だらけでボロボロになった携帯。
ブルーの塗装がはがれ気味なくらい、情けない姿の携帯。
だけどここから始まったんだ。たぶんね。

傷だらけでも、ボロボロでも、汚い、情けない姿でも。
それでもいいじゃん、携帯に限らず、人間も。
傷の数と同じくらい、歴史があるってことなんだろうなーって思うから。

だから、自分なんか…って、そういう風には思わないようにするよ。
こんな自分でも、きちんと生きてきた。
人にいっぱい迷惑かけて、かけられて、笑って、泣いて、怒って。
それでも今まで、きちんと生きてきた。
病気だってあるけど、それも、生きてきた証拠だもん。
そう思ったら、別に、他人からどんな風に見られててもいいや、って思う。

Kyoは、Kyo。それでいいよね。たぶん。

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
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