橋本裕の日記
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今日は大腸内視鏡検査の日である。肛門からカメラのついたケーブルを入れ、場合によっては粘膜一部を採取し、組織の顕微鏡検査をするのだという。要はポリープをみつけたら、その一部を採取して、それが良性か悪性(ガン)かを診断するわけだ。
実は、昨年、妻の兄(義兄)がこの検査を受け、悪性と判断されて、今年の1月に愛知県ガンセンターで手術を受けている。仕事を半年ほど休み、この7月に職場に復帰したばかりだ。私の場合も、悪性と診断されたら、同じ様な経過をたどり、職場を半年ほど休まなければならなくなる。
検査に先立って、昨夜9時過ぎに、ラキソペロンという下剤を飲んだ。予定では9時まで学校の部活だった。そこであらかじめ病院に電話をして、この下剤の効き目を問うた。
「夜の9時に仕事先で飲もうと思うのですが、この下剤はかなり効くのですか」 「かなり利くと思います」 「帰宅すると10時を過ぎるのですが、それから飲んではいけないでしょうか」 「それは困ります」
そこで演劇部の生徒に事情を話して、部活は8時でおしまいにして貰った。9時過ぎに家につくと、さっそくこの下剤を飲んだ。そして効果が現れるのを待ったが、一向にその気配がなかった。一夜明けた現在も同じである。まあ、おかげで昨夜は平和な睡眠に恵まれた。
このあと、7時にはふたたびガナトンという錠剤を4個服用する。そして8時にはマグコロールP2袋を2000mlの水に溶かして、何と1時間半かけて飲むのだそうだ。こんな風に指示書に書いてある。
<飲水後30分頃から排便があり、3〜4時間でほぼ排便が終わります。自宅にいる間は、水・お茶・スポーツドリンクをできるだけたくさん飲んで下さい>
もちろん、今日は朝から絶食である。朝起きていくと、食卓に私の好きな「なごやん」が置いてあるのを見た。おもわず手が出そうになったが自重した。ところで、この内視鏡検査を受けるために、「同意書」を提出しなければならない。そこに「検査時に起こりうる偶発症」についてこんな風に書いてある。
<穿孔:胃腸に穴があく。緊急に入院が必要です。手術になることもあります。血液を固まりにくくする薬を飲んでいる方は検査前に申し出て下さい>
他にも、出血やアレルギー、腹痛、嘔吐、下痢などの症状が見られることがあるという。同意書には患者の親族(妻)の署名捺印も必要だ。実はこの同意書を読んで、検査をセブ旅行のあとに持ってきたわけだ。旅行の直前にこんな事態に襲われてはかなわない。それにしても、やっかいな検査である。無事検査が終わったら、その詳細についてまた日記で報告しよう。
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