橋本裕の日記
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今日の目覚めは3時だった。床に就いたのが昨夜の11時だったから、睡眠時間は4時間だ。もう少し寝ていたかった。せめてあと1時間は睡眠が欲しい。大急ぎで日記を書いて、もう一度床に就こうか。
目が覚めたとき、激しい雨音がしていた。雨音で目が覚めたのかも知れない。あるいは、尿意を覚えたせいだろうか。ともかく床を抜け出して、トイレに行った。そのときはまだ頭がぼんやりしていたのだが、台所へ行き、水道水をコップに一杯飲んだ。いつもの習性である。
水を体に流し込むと、意識がしっかりした。細胞が目覚めた。日照りで草臥れていた植物が、体の隅々にまで水分を行き渡らせて、生き返ったような気分である。こうなると、床についてももう眠れない。
冷蔵庫を開けると、昨日次女が私に買ってきてくれた和菓子が入っていた。部屋に帰り、パソコンを立ち上げながら、これを平らげた。そうしたら、さらに元気が湧いてきた。まず、メールのチェックをする。
毎日200通以上届くメールの9割がアダルト系である。「みだらな人妻の下半身」とか、それらしい題名がついているものばかりではない。「ご無沙汰しています」という題のメールも、読んでみると出合い系サイトへの招待だったりする。
友人からのメールも削除することがある。「どうも、届かなかったようなので、もう一度送ります」という内容のメールが来たりする。もちろん以前のものも届いているのだが、私が誤って削除したわけだ。こういうことが時々起こる。
メールを削除したあと、日記を書き始める。日記を書くのも習慣で、以前は市販の日記帳に書いていた。その昔は大学ノートに書いていた。今はこうしてパソコンでウエブに書いている。ウエブ日記(ブログ)を書き始めて、やがて7年になる。
文章を書くのは好きだった。これが高じて、一時は同人誌に小説を書いていたが、最近はめったに書かない。かわりに日記の文章が長くなった。これを簡潔にして新聞に投稿する。この7年間に掲載された投稿文は約50本である。毎日新聞や岐阜新聞にも投稿したが、ほとんどは朝日新聞の「声」の欄だ。
「声」に掲載されると、3000円分の小切手が送られてきた。これを年末にまとめてユニセフやペシャワールの会に寄付していた。しかし、最近は3000円分の図書カードである。自分で本を買ったり、大学生の次女にやったりする。
一昨日、演劇部の生徒が図書室で本を捜していた。学校祭で発表する劇の台本を書くのに必要な本があいにく置いてなかった。新聞社から送られてきた図書カードが私の財布に入っていたので、「これで買ってきなさい」と渡した。なかなかいいタイミングでカードが役に立った。
書いていたら、雨の音がやんでいる。日記の題を「雨の音」としたが、あまり関係のない話になった。題を変えるのも面倒なので、最後に俳句でごまかすとしよう。
ステテコで暑さしのげり雨の音 裕
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