橋本裕の日記
DiaryINDEX|past|will
妻が畑の一角に果樹園をつくるのだといって張り切っている。すでにイチジクや柿やリンゴなどが植えられている。今年はスイカも何種類か作るそうで、たのしみである。妻は絵画教室にかよったり、切り絵や書道もしていたが長続きしない。しかし農園をやりだしてからもう10年ほどだ。これは好きだから続くのだろう。
私も毎日この日記を書いている。これも好きだから続く。おかげで、HPの「何でも研究室」がちょっとした「知の森」のようになった。先日そこに57本目の木を植えた。「定時制高校日誌」である。
これはまだ苗木のようなもので、これからどんどん大きくなっていくだろう。「知の森」にはすでにかなり年輪を刻み、大きくなった木もある。たとえば「共生論入門」には2001年7月21日の日記から始まり、いちばん新しい文章は2006年4月11日の日記である。これもまだまだ成長するだろう。
「知の森」に私は時々足を運ぶ。私が過去に書いた日記が、それぞれの木の葉っぱの一枚一枚になって繁っている。その葉っぱの一つを手に取り、そこに書かれた文章や思想を、もういちど吟味したり、味わったりする。このひとときがまたこよなく楽しい。
知の森には苗木も含めて57本の木があるが、その一本一本の木はお互いに支え合い、励まし合って生きている。そして全体として、ひとつの有機的な「共生の世界」を形成している。あえて「知の森」と呼ぶ所以だ。
森に小鳥が訪れるように、「知の森」にもときどき人が訪れてくれる。そして森の感想をメールで報せてくれる。これもうれしいことだ。「知の森」が人生の旅人たちを慰めるささやかなオアシスとなり、人々がそこに集って楽しめる「知の楽園」になれば、これは望外の喜びである。
「何でも研究室」 http://home.owari.ne.jp/~fukuzawa/kennkyu.htm
|