橋本裕の日記
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2002年10月25日(金) 楽しむに如かず

 早起きの私が、昨日は珍しく起床が6:30分だった。「ごはんですよ」と襖こしに妻に声をかけられて、床からしぶしぶ起きあがったが、体重が2倍に増えたようなけだるさだった。その上、足がふらついていた。

 食卓に着いた私を、妻と娘がいぶかしげに見た。
「どうしたの、お父さん、顔が真っ赤よ」
 妻に言われて、私は自分の額に手を置いた。とくに熱があるようではない。
「また、血圧が上がっているんだろうな」
 頭に血が上って、火照っている。そう言えば、この数日間、休みなく頭痛がしている。

 この10年間に、最高血圧が50、最低血圧が30ほど上昇していた。学校の定期検診でも、毎年高血圧を指摘され、治療を勧告されていた。そこで、水曜日の午後は2時間ほど年休を取って、水泳に行くように心がけていたが、この数ヶ月間、さぼっている。年休が取りにくい。先週は連休まで二日間部活で潰れて、疲労とストレスで血圧が上がったようだ。

「学校休んだら」と妻に言われ、その気になりかけたが、今日は木曜日で、HRがあるし、職員会議もある。それに、就職試験を受けに行く生徒や、推薦書や調査書を渡さなければならない生徒の顔が浮かんだ。2限目の授業を3限目に変更して貰えば、2時間ほどは休めそうである。

「少し休んでから、学校に行くよ」
 私は妻に言って、食事をしはじめた。しかし、遅刻するとすると、学校に連絡しなければならない。時間割変更のことも依頼しないといけない。そのあと、学校で仕事に追われることになる。考えているうちに面倒になってきた。
「休めばいいのに、知らないわよ」
 妻は不満そうだったが、私は出かける決心をして、歯磨きに洗面所に行った。

 鏡に映った自分の顔が、少し青ざめて見えた。赤くなったり、青くなったり、自分の身体でありながら、わけがわからない。最近の私は、ただあくせくと忙しさに追われて、自分を見失っていたようだ。この日記を書くことが、流されて行きそうな自分を正気に返らせるための、ささやかな営みだった。しかし、世の中の流れに棹さして自分にこだわり続けるのも疲れる。ときには肩の力を抜いて、のんびり生きることも必要だ。

 さて、とりあえず今日はいくらか気分がよい。夜には人に会う約束があるので、部活や補習もさぼり、仕事も適当に切り上げて、のんびりしよう。限りある人生を、大いに楽しみたいものだ。

<今日の一句> 湯浴みして 秋の夜長を いつくしむ  裕


橋本裕 |MAILHomePage

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