橋本裕の日記
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あけまして、おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
今日は2002年の元旦である。何か改まった気持ちで、日頃とは違ったものを書こうと思ったが、あいにく正月早々怠け心がきざして、霊感が働かず、筆が重い。昨日に続き、十数年も前に書いた詩の引用で、この場をしのごう。その題も「霊感(インスピレーション)」である。
霊感(インスピレーション)
何事であれよき仕事は ゆたかな霊感によってなしとげられる 芸術上の創作ばかりではなく 家事や学業や教育であっても 霊感がなければ しみったれた奴隷の労働とかわらない
霊感はどこにでも満ちている 雨に濡れた歩道や 葉を落とした木立や その上の青い空や 白い雲にも 子供たちのほほを過ぎていく風や 赤ん坊の泣き声 犬の遠吠えにさえも
六畳間の本棚や カーテンをもれる光 セザンヌの複製 一杯の紅茶のかおり そして使い古した私の万年筆 すなおな心さえあれば 霊感はどこにでも満ちている
(1987年1月7日の日記より)
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