橋本裕の日記
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2002年01月01日(火) 霊感はどこにでも

 あけまして、おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 今日は2002年の元旦である。何か改まった気持ちで、日頃とは違ったものを書こうと思ったが、あいにく正月早々怠け心がきざして、霊感が働かず、筆が重い。昨日に続き、十数年も前に書いた詩の引用で、この場をしのごう。その題も「霊感(インスピレーション)」である。

   霊感(インスピレーション)

  何事であれよき仕事は
  ゆたかな霊感によってなしとげられる
  芸術上の創作ばかりではなく
  家事や学業や教育であっても
  霊感がなければ
  しみったれた奴隷の労働とかわらない

  霊感はどこにでも満ちている
  雨に濡れた歩道や
  葉を落とした木立や
  その上の青い空や
  白い雲にも
  子供たちのほほを過ぎていく風や
  赤ん坊の泣き声
  犬の遠吠えにさえも

  六畳間の本棚や
  カーテンをもれる光
  セザンヌの複製
  一杯の紅茶のかおり
  そして使い古した私の万年筆
  すなおな心さえあれば
  霊感はどこにでも満ちている

   (1987年1月7日の日記より)


橋本裕 |MAILHomePage

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