橋本裕の日記
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2001年12月28日(金) ワークシェアリングで豊かな人生を

 朝日新聞の調査によると、ワークシェアリングに賛成する人が62パーセントで、反対の26パーセントを大きく上回っているという。とくに50〜60代は7割の人たちが、「仕事と賃金のわかちあい」に賛成しているという。

 オランダの場合はもう20年近く前に、労働団体がアンケート調査をして、ワークシェアリングに踏み出している。国民の支持を背景に、労・財・政のトップが会談を開いて、これを合意した。1982年のことで、会談の行われた村の名前を取って、「ワッセナー合意」と呼ばれている。

 これによって、12パーセントを超えていた失業率は3パーセントを割り込むまでになった。経済は活性化し、財政赤字は25年ぶりに黒字になるなど、オランダの奇跡とよばれるめざましい復活である。

 オランダの場合は夫婦で1.5の働きをするのが一般的だという。フル労働といっても、もちろん完全週休2日制の36〜38時間労働である。この他、週休3日や週休4日のコースなど、就労時間をいろいろ生活にあわせて選ぶことが出来る。これで、生産性が落ちたかというと、反対にめざましく経済が復活したのだという。

 しかし、ワークシェアリングの恩恵は、生活にゆとりが出来て、人生の楽しみが多くなったことではないだろうか。NGOなどに参加する人が国民の過半数を超えているというのも驚きである。社会貢献や国際貢献に生き甲斐を見出し、環境問題にも何よりも積極的に発言する人々がいるのも、こうした精神的ゆとりのたまものだろう。


橋本裕 |MAILHomePage

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