橋本裕の日記
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2001年09月19日(水) 愛のセーフティネット

 最近、両親の子供に対する虐待が増えている。とくに母親が荷担して、すさまじいまでの虐待を加えるケースが目立つようになった。こうして虐待を受けて育った子供は、心にひどい傷が残る。その傷を癒すことはなかなか難しいのではないだろうか。

 サーカスの曲芸師たちは、セーフティネットがあるので、思い切り芸を磨き、危険なわざに挑戦することができる。おなじように、母親というセーフティネットがあって、子供は安心して人生の冒険を楽しむことが出来る。自立心や独立心を育てるためには、こうした愛の培地が必要だ。

 彼らの安全を保障する庇護者がなかったら、子供は大胆な行動を控えて、自ら身を守るために萎縮するしかないだろう。そこからは積極的に人生に関わろうという主体性は生まれようがないし、他人や社会に対する信頼感も育ちようがない。

 両親が加害者や敵として子供を迫害するばあい、子供はどこに人生のシェルターを求めたらよいのだろう。そうした寄る辺なき子供たちのために、そして社会全体の幸せのためにも、私たちはお互いが安心して暮らせる「愛のセーフティネット」を早急に用意する必要がある。


橋本裕 |MAILHomePage

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