橋本裕の日記
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| 2001年06月26日(火) |
経済的解決と政治力・文化力 |
国際舞台であれ日常的な世界であれ、物事を解決するには、さまざなな方法がある。大ざっぱにいえば、�〃从囘�解決、�∪�治的解決 �7鎧�的解決 といったものがある。さらに�な顕重�・教育的解決が考えられる。
卑近な例をあげれば、いじめを受けて落ち込んでいる子供がいたとき、母親がそのいじめっ子を家に呼んで、「お金をあげるから、うちの子をいじめないで」と金を渡せば、これは「経済的解決」ということなる。
父親が「こんどうちの子をいじめたら承知しないぞ」といじめっ子にげんこつでもお見舞いすれば「軍事的解決」、学校の教師や相手の両親と交渉して、善後策を講じるならば「政治的解決」というところだろうか。「文化的・教育的解決」というのは、相手の子供と対話し、良心に訴えて納得させるということだろう。
こんなことを書き始めたのは、日本の場合、国際問題を解決するにあたって、経済的解決に偏りすぎているのではないかと思うからだ。たとえば戦争責任の問題にしても、しっかりとした政治的解決をしないで、お金で解決しようとする。
ODAの額ではアメリカを抜いて世界一だが、何でもお金で解決しようとする日本の姿勢が、世界からそれほど評価されているとは思えない。湾岸戦争の時も巨額の資金を提供しながら、日本はほとんど感謝されなかった。
日本は以前は「経済一流、政治三流」といわれたが、今では「経済二流、政治三流」である。経済力に翳りが見えてきた今こそ、「政治力」をつける必要がある。そのためには日本にはびこる何でもお金で解決しようとする金権体質を変えていく必要がある。
つまり、日本人一人一人がもっと政治に目覚め、政治力を付けていく必要がある。そのために大切なのは、世界に通用する普遍的な思考力であり、論理力と倫理力である。世界と対話することができる自在な言語力を、私たちはもっと磨き上げ、高めていかなければならない。
そうした対話を通して、私たちはお互いの立場や主張を理解し、お互いの文化を理解することになる。これが「文化的・教育的解決」ということであり、紛争を未然に防ぐだけではなく、おたがいの幸福を増進させるという意味で、私たちが目指すべき究極の解決法だといえよう。
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