J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2004年06月18日(金)    今日の俺は彼女次第。

J (3.秘密の恋愛)

7. 葬式 (10)


ナオライ...。
こいつは困った、ぞ。
考えもしていなかった。


上座に座らされたらどうしよう。

今でさえ、ここは高い位置に座らされている。
まあ、会社を代表してきているのだから、
当然の配慮をしてもらっているのだろうが。


どこで、どんな形でやるのだろう。
この地方の葬式のしきたりってどんなんだろう。
うむむ。

火葬場に行くのだろうか、、、。


ん?

見るところ、もうお骨になっているようだ。
ということは、このあと納骨に行くのか。
お墓に行って納骨をしてそのあと直会という段取りか。

お墓ってどこにあるのかな、、、。

・・

私はレイを横目で見る。

・・レイは泣いているように見えた。


うん、そうだ。

ともかく。
彼女の近くにいてやろう。
今日の俺は彼女次第。

そう決めてなるようになれ。


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