J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2004年03月22日(月)    私の頭の中には昨夜のレイとの話が浮ぶ。

J (3.秘密の恋愛)

5. 後悔 (2)


イベントは昨日同様に盛況で終わり、
私たちは最終の新幹線に飛び乗って帰路に着きました。

レイは普段通りのレイでした。

私もいつもと変わらぬ私でした。

昨夜の話は夢の中の出来事のように、
お互いに一切触れることも無く。


・・

帰りの車中、よほど疲れたのでしょう。
席につきビールを飲み弁当を平らげた後は口数も減り、
名古屋を過ぎた頃には皆寝てしまいました。

私もうとうとしました。

がしかし、寝るに寝れない。
目を瞑ると私の頭の中には昨夜のレイとの話が浮ぶ。

レイはどういうつもりでいるだろう。


レイに目をやると彼女は目を瞑り寝ているようでした。


何事もなかったように。


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