れもんのきりみ  メール  一覧  しゃしんにっき



丸1年ですね



丸1年、ですね。


あの作品に出てくるあの描写は、もしかして当時の著者の
つらい心境を表しているんじゃないか…とか。
こういう話は「直後」にファンサイトでもかなりの人が言っていた。
そんなの勝手な憶測でしかないし、本人にしかわからないことで
いまさら思いを巡らせても(もちろん、当時気付いたとしても)
どうにかできる(できた)わけではないのだけれど。

今月は新刊(文庫)も出るし、店頭にはまだ並んでいるしで
「その事実」を忘れてしまうほどの存在感がある。
昔出された本にはないのに、新しく出た本の著者略歴のところに
逝去日があると「あぁそうか」って思い出すくらいで。

どういう形で覚えているかっていうのは人それぞれだと思う。
それと、どの瞬間に思い出すかって言うのも人それぞれだと思う。

手持ち作品は少ないし、歴も長くはないし、そもそも知ったキッカケが
「好きな作家の作家友達だから」ではあるんだけど、ウチなりに
偲びたいとは思ってる。

たぶん、今月出る文庫の新刊も買うと思う。
それでも、「事実」を次に思い出すのはその本を見た時かもしれない。

それでも1つの「存在」として、どこかに置いておきたいなぁって思う。



「その時」の日記
2005年04月11日(月)

にっき / ますみ
エンピツユニオン