ととさんの日記

2006年08月25日(金) 照柿感想2

まだまだ文庫版と単行本を比べることは、文庫の面白さを損ないそうでしたくないと思ってますが、気になる一節をば。

文庫下巻p279
「手が空いたら四階まで電話されたし。カノウ」

単行本p470
「雄一郎か。画商殺しの件、小耳にはさんだ。手が空いたら電話くれ。俺は今夜、庁舎で徹夜だから」

電話と伝言の違い。電話のほうが良かったなぁ。
だって、取調べ&野田の指名手配で張り裂けそうな合田に、義兄の電話は迷惑で心騒がすものでもあったけど、直截な声が耳に響くことは合田の騒ぐ心を少しは溶かしたはず。
伝言は、顔が見えない。声のほうが相手の顔が見え、息遣いが感じられていいのに〜。だから合田もそっけないと言っているし。それに、合田の義兄への気持ちが読めるし。

ところで伝言メモの不思議な言い回しが気になります。

「申し訳ないが、伝言を願いたい。合田さんへ『手が空いたら四階まで電話をくれ。カノウ』と。」

ふつう、こんな感じじゃないかな〜?「電話されたし」は、伝言を受け取った人の言い回しじゃないかしら?と。
となれば、辻村さんはカノウさんが何者か知っているとありましたから、ちょっとその一本の電話で話し込みました?
ライバルの身内の弱点を探るのにまたとない絶好の機会だし、あと犬猿の検察に対する厭味のひとつも言いたくて、伝言のほかに色々と加納さんとやりとりしたかも?。
ただ辻村さん、美貌の検事さんと話せて、ミイラ取りがミイラになったかも。だって、「その人には、くれぐれも内輪の話だと言っておいてほしい」と、自分が合田をいじめようとしてるのではないと、誤解解こうとしているし。深読み、妄想しすぎっ!爆。
だから油断もすきもありませんことよ、雄一郎くん。
義兄は、君が思っている以上にもてるんだから。←義兄ファン私見



つづく


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とと

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