いきなり所帯じみたネタでゴメンナサイ。
うちには6才になる女の子がいる。 もうママゴト道具を買う年齢でもないのだけれど、ふと見ると ガラスみたいに透明なコップがなくて不自由そうだったので 買い足してやるか、と思って2年ぶりぐらいに玩具屋のままごとコーナーに行ってみたのだった。 そしたら、ない。 以前はよく見かけた、いろんな種類のおままごとパーツがずらっとバラ売りされてるところが、ない。 普通のおもちゃ屋にも大型スーパーにも、外資系のおもちゃ量販店にも、都心の大きなおもちゃ専門店にもなかった(←意地になって探したらしい)。
保育施設などでよく見かけた、高級感はないけど使いやすい、いろんな種類のある、多分おもちゃ業界ではメジャーなメーカーのシリーズがない。 お店の人に聞いてみても、扱わなくなったらしいというだけで、そのシリーズがなくなったのか会社が潰れちゃったのかもわからない。 わかったのは、とにかく全体的に、売ってるままごと道具が少なくなったことだけだ。 ままごとなんて、着せ替え人形の服やドールハウスの家具同様 バラ売りがなくちゃ不便に決まってる、と思い込んでいた私が間違ってたのか。
今はキャラクターの絵がついた、いかにも安っぽいセットのものが大半、あとは ちょっと高級感のあるセットをたまに見るくらいで、バラ売りなんてない。 需要がなくなっちゃったのかな。 ていうか、ままごと自体の需要がすたれてきたのかもしれない。ちょっと寂しい。 自分の手でお料理のまねごとをするよりも、 子どもの手から零れ落ちそうなほど小さなティーセットで、 お人形たちにお茶会をさせる方が流行りなのかもしれない。 まあ一方で、小さい子がお母さんと一緒に本物のお料理の真似ができるような、 お菓子が作れる玩具とか、幼児向けのナイフやまな板とか…は増えているような気がするのだけれど…。
別にいいんだけど、それがほんのここ数年の変化のような気がして、ちょっと驚いた。 うちの子が赤んぼだった頃には、確かにままごと道具は豊富だったのだから。 私はゲーム音痴だけれど、アナログおもちゃの世界もなかなか奥が深いのである。
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