Christmas Seed
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2003年12月20日(土) |
復活のガーデン・シクラメン |
芝生の縁に植えっぱなしの小球根の芽が伸びて来ました。 これはムスカリ・ラティフォリウム、 こっちはイフェイオン・ユニフロラム。 地面にかがんで見ていると、なぜかとても良い香りがしてきます。 はて、まだ水仙には早いけれど、と見回すと、 そこに咲いていたのは鉢に植えられたガーデン・シクラメン。
ええっ、この花、香りがするの? びっくりして地面にくっついて匂いをかいでみました。 深紅の花は何も香りがしないけれど、 白いほうはとても清廉な香りがする! 気が付かなかった、小さなガーデン・シクラメンにも こんなに良い香りのものがあったんですね。
クリスマスの庭にぴったり、と去年の秋に買って 淋しい冬の庭をそっと飾ったガーデン・シクラメン、 これまでの大きな花と違って原種に近く寒さに強いとはいえ、 容赦ない暑さのこの南国でうまく夏越しができるかどうかが 最大の課題でした。 三つは普通のシクラメンと同じ様に夏に掘り上げた球根を乾燥して保存、 三つは塀ぎわで、夏は日陰になる樹の根本に植えたまま、 涼しくなってから水やりを始めました。 さあ、小さなシクラメンはどうなった?
復活しました! どちらもひとつずつ反応がありませんでしたが、 どちらもふたつずつ緑の葉が出て小さなつぼみがいっぱいつきました。 場所が合えば植えっぱなしでも夏が越せるんですね、嬉しいなあ。
暗い緑の庭にぽっと灯る赤い花、 暗い緑の庭に調和した濃紫の花、 清々しい香りの白い花、 クリスマスの庭に戻って来てくれてありがとう。 (ナルシア)
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