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2004年10月04日(月) 眠れぬ夜は続く (10/4)
死を知らされたその日から。 きっと、これからも暫く。
夜、独りで眠ることができなくなってしまった。
「何かが起こること」が怖くて、震える。
いつ自分の身に何が起こるか分からない恐怖で、 布団で眠りにつくまでの時間が、非常に苦痛になってしまった。
明るい部屋で、独りパソコンをすることはできるけど、 寝るために電気を消した部屋では、正気でいられない。
母たちが寝ているすぐそばに、 かけ布団と目覚まし時計と携帯を持っていった。 泣けるように、タオルも。
泣きすぎて、ずっと頭が痛いけど。 これは必要な痛みだと思って、薬を飲んだりはしない。
疲れているのに、頭がパンク状態で、ショックから抜け出せないままで、 中々眠れない。 暗くて静かな部屋は、狂気が襲う。
怖くて苦しくて、母に話して思い切り泣きつこうと何度も考えたけど。
昨晩は、 リビングで、適当なテレビ番組を小さめの音でつけて、 座椅子にもたれた。 何度も悲しみの波が襲ってきた。 テレビのお陰で、怖さは減ったけれど。
記憶があるのは午前3時ごろまで。 次に目が覚めたのは、6時の目覚ましの音だった。
こんな日々が続いていくのか…。
生きることと死ぬことと向き合う。
こんな悲しみは、生きていればいずれは何度もやってくる。
でも、 今はまだ、しっかり受け止められない。
受け止めて、乗り越えていかなければならない。
…とは言うけれど、先輩のことを過去のことなんかにしたくは無い。
今日、告別式から学校に帰ってきて、 家に帰りたくなかった。 みんなのいるところに、先輩が居た証があるところにいたかった。
でも、やることはやらなきゃいけない。 課題もあるし、後期の時間割も立てなきゃいけない。
「学校と言うのはもちろん勉強しに来るところですが、 人生も勉強し続ける場です。」
私に残った、重たい1つの経験。
それをもってしても、 簡単には「死にたい」も消えないし、 素直にも行動的にもなれない。
でも、何か変えていくときなのかもしれない。
怖い夜も、乗り越えられるように。
愕然とした今の精神状態を、素敵なことで埋めていけますように。
19:16
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