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2003年05月29日(木) ポニーテール。
徹夜明けで、気を抜くと激しい睡魔に襲われた。 2限英語の授業が終わった後、息をついて机に突っ伏していた。
突然。 ポニーテールにしていた髪の毛を引っ張られた。
びっくりして起き上がったら、Oさんだった。 英語では席が決まってて、Oさんは斜め後ろ。
男性の方に結構聞きたいんですが、 ポニーテールって、引っ張りたくなるものなんでしょうか。
このことで、高校時代のことを思い出しました。
高3の時仲が良かった男の子がいました。 当時の日記にイニシャルで良く出てきていますけど、 化学のテストで張り合ったり、メールで相談に乗ってもらったり。 敵対心をあらわにして仲良くしている状態。(?) 軽い憎まれ口が楽しかった。
ダイレクトには書きませんでしたが、漠然と彼のことが好きでした。 でも彼にはずっと彼女がいたし、ただの友達でしたし、それ以上を求めることもありませんでした。
周りには毒舌できついように思われていた彼ですが、 私には親身で優しい一面を見せてくれたこともあったし(相談乗ってくれた時とか。)、 私の好きな頼れるおにーさん系だったので、惹かれちゃったんですねー。
当時は、まだ自分が恋愛できない性格であるとは確信を持っていませんでした。 ただ、「誰かと付き合う」ことを考えると重いとは思っていましたが、 独りで居るのも寂しい状態でした。 元彼と新彼女のツーショットを嫌でも見なきゃいけないのが高3でしたし…。
ちょっと話が逸れました。
彼にも何度かポニーテールを引っ張られてました。
「見てると引っ張りたくなる」んだそうです。
髪が長いのが好みとか言ってたような…。
彼には、ある意味可愛がられていました。 可愛くていじめたくなるような感じ(?)←意味不明。 亜希ちゃん、と呼ばれたこともありました。
正直、私のポニーテールは、 髪の毛が言うことを聞かない時の手段、と言うことが多いです。 あまりやってると、いつも縛っているところで癖がつくし、 そうすると逆に髪を下ろしても段ができて、 またポニーテールに…という悪循環なのですが(汗 それに、頭皮をずっと引っ張られた状態になって、頭痛が起こることもあります。 ないですか?(誰
でも、あんまり高いところで縛ってないのはもしかしてポニーテールとは言わない…?
その彼との後日談ですが。 (内緒にしてて、と言われたけどかなりきつかったので、匿名だし書いちゃいます。)
高校卒業後、4月の初めにメールが来ました。 向こうから来るのは珍しいです。 この頃は、彼は「好きだった人」という認識です。(でも、好きになろうと思えばまたなれたと思います)
挨拶程度のメールの後、向こうが、 「変なこと聞くけど、彼氏に隠し事ってされたくない?たとえば浮気みたいな事例で。」←うろ覚え。 …と聞いてきました。
確か私は、『隠し事はして欲しくないなー』的メールを返しました。 何か変だな、と思いながら。
何通か後のメールで、衝撃を受けました。
「実は、○○さん以外の人と寝てしまったんです。」
相手の子とは友達で、物凄く傷付いていて、「抱いて欲しい」と言われて、断りきれなかったらしい。 深い意味はないし、気にしなくていいって言ってくれているんだけど、物凄い自己嫌悪に陥っている、との事。
女として色々腑に落ちないけど、彼が苦しんでいて、私を頼ってくると言うことは今までなかったし、 今までの恩もあるから、親身になってみた。
彼は彼女を大切にしているからこそ苦しんでいて、もう自分の中で答えは出ていた。 「頃合いを見てきちんと話す」、と。 大学に入って2人は遠恋になったので、頻繁に会うわけではないらしいし。
ただ、彼ほどしっかりした人でも、独りで抱え込むのは苦しすぎたみたいです。 それで、彼女と近い関係でもない私に打ち明けてきたんだそうです。
少し楽になったみたいだから、私もそれでよかった。
…はずだった。 でも、彼には言ってないけど、私は彼を好きだったわけで。 後から、ショックが大きくなって、 新生活への不安の大きさと重なって、鬱状態になってしまった。
「いくら彼女と縁遠い位置にいるからって、生々しくて女友達に話すネタじゃないよなぁ…」 苦笑。大体わたし、まだ全然お子様だし。
「彼がそんなことするなんて。信じられない。幻滅。」 「大体、断りきれないってどういうこと?」 「女の方だって、彼氏でもない人に辛いからってそんなこと頼むの?」 「愚かだ。」 「男の人って、勝手だな。」
凄く頼りにして、信じてた人に、裏切られたような気分だった。
独りで居れば涙が止まらなくて。 食欲はゼロ。 気が変になりそうだった。
「誰にも言わないでね」といわれたから、友達に助けてもらうわけにはいかない。 日記(此処とか此処。)にも具体的には書かなかった。
彼は楽になっておいて、私が何でこんなに苦しまなきゃいけないんだ。
恋愛なんて、もう嫌になる。
でも、この事が今の傷に繋がってることはないと思う。 去年の夏のクラス会でも普通に話した。 彼女とは、もめたけど解決したそうです。よかった。
軽く、「ちょっと軽蔑したよ」って言ってやった。
「やっぱりなぁ…」って、よくする苦笑いをしながら言われた。
他の子(♀)も交えて話しているとき(此処参照。)に、
「可愛いよね」
と言われた。 他の子も「うんうん」って。 私は『え?えぇ?』という反応。
嬉しかったな。 頭に手をぽん、と置いて。 好きだった人に好意を持ってもらえていて。
今まで好きになった人の中で、 一番しっくり来るのはこの人かもしれないな。
…アレさえなければね(苦笑
30日18:56
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