" misty blue "
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2003年04月26日(土)
2人のひと。#6


Oさんと決別をつけた1月はじめを過ぎても、Yさんからはメールが来た。


段々、男の人を警戒するようになっていた。
携帯を手放してしまいたいとさえ思った。

女友達とは殆ど会話みたいなメールはしないけど、
時々連絡的なメールはするから、手放したらみんなに迷惑をかけることになるからできないけど。


昔みたいに、携帯メールで誰かと繋がっていようなんて微塵も思えなかった。
煩わしい、現代のコミュニケーションツール。
もう、「誰かからメール来ないかな」なんて待ったりしない。
開放されたい。


Yさんも、恋愛の対象にはなり得なかった。
車で2回事故ってるし、なんか頼りない。
酔っていなくなって騒ぎ起こすような人だし。
根は真面目だとは思う。
やはり、実技面では負けてる。
ずっとやってきてる人だし。



相変わらずの、「今日はこんな日だったけど、亜希ちゃんは…」メール。
私のプライベートを知りたい?
メールで繋がりたい?
わたしをしりたい?


「亜希ちゃんがどんな人なのか知らないな、と思って」

そんなこと、私をただの同じコースの友達だと思ってるんだったら、
ダイレクトに言わないんじゃないかと…。

私は、Yさんが何してようと知らない。
下心がある人には興味がない。
恋愛は嫌。

Oさんとのことで、もう期待を持たせることはしまいと決めた。
Oさんとのことで、自分に幻滅した。
もう、厄介な目に遭うのは御免だと思った。


「詮索しないで」。
直接言うわけにもいかないけど、まともに返してたら、
話題を広げられて、メールを続けざるを得なくなる。
次の日も送ってくるだろう。

自分のことばかりネタにしてメールしてたって、楽しくもなんともない。


Oさんの場合とは極端に変えた。
これもまずかったと思う。

「ところで、こんなネタで楽しいの?」というようなことを送った。
むこうは楽しいと感じてるらしい。

私は、所詮はプライベートなので楽しくない、とはっきり言った。

自分で何を言ってるのか正直分からなかったけれど、
これであまりメールが来なくなった。


告白される前に、そっけなく押さえつけた。
ある意味よかったけど、罪悪感が残る。

今までも、返答に困ったメールは寝たことにして返事を出さなかったりした。

相手にとっては辛いものだっただろう。
しかし私にとっても、そっちの感情をぶつけられることは耐えられることではなかった。

「個人的な問題でYさんに押し付けるべきではないけど、
恋愛は受け入れたくない。そんな素振りは気づきたくない。告白なんかされたくない。
想われてるなんて考えたくもない。」

こう過去日記に書いたように。



この後、Yさんとは、会えば会釈するくらいな関係になった。
メールはたまに来るくらいに留まった。




26日13:34



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