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2006年10月16日(月) 星野村

夜の9時を過ぎたあたりで頭痛がした。少し働きすぎたかもしれない。原稿を読んでも頭に入らないので退社する。終電以外で帰るのは久しぶりだ。

家に帰ってお茶を入れ、母が送ってくれた星野村の柚子羊羹を食べる。

星野村については詳しく知らない。九州にある、星が美しい小さな村だ。母は新聞でその村のお茶の記事を読んでから、ここ5年ほどずっと星野村のお茶を取り寄せていた。高級品ではないが、とてもおいしかった。

父と母は先日の九州旅行で、その星野村を訪れたという。(羊羹は彼らのお土産だ。)星の文化館と茶の文化館に行ってきた話を聞く。

「星なんて全然興味なかったんだけどね、最新式のすごい望遠鏡で見せられたらなんだか興奮してきちゃって。天文台の先生はね、この間の冥王星騒動にも関わってる偉い方みたいだったわよ」。

本当に星とお茶だけの村なのだろう。電車の駅からも、タクシーを使わなければたどり着けない場所にあるらしい。観光にはいい季節だというのに、両親が泊まった宿は、彼らの貸し切り状態だったそうだ。

網戸を開けて、空を見上げる。東京の空は外灯やビルの光に照らされて、黒ではなく紺色のまま夜がある。虫の音が聞こえる。道路の車の音も。風が少し肌寒い。




【覚え書き】

星野村↓
http://www.mfj.co.jp/hoshino/

帰りに書店に寄ったら、いつの間にか朝日新書が創刊されていた。公募していたブックカバーコンテストも優勝者が決まったもよう。↓ 数日書店に行かないと、すぐに棚が変わってしまう。
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