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2003年01月15日(水) 新しいだめの発掘

「連載は、連ねて載せると書くんだよ」
と、だめ出しを受けながらも
負けずに違う話題を書きます。

やほほ。(おおブレネリ)



強い男と弱い男、どちらが好きかと問われたならば
私は瞬時に「弱い男」と答えよう。

弱い男はいい。

謙虚だ。
優しい。
品がある。
腰が低い。
本が好きだ。
「料理、手伝うよ」と協力的に違いない。
真夜中に膝を抱えて泣いてる。
合コンでブスにも優しい。
伏し目がちに、「本当の愛なんてないけど。。。一緒にいたいよ。。。。」
とか言ってくれそうだ。
   ・
   ・
   ・
妄想も入ってきたので止めておくとして。
そうだ。大河ドラマ「武蔵MUSASHI」が、どうもいけない。

ここのところNHKを褒めてばかりいた私だが、
今日の二週目はさすがに見るに耐えなかったため、書かせて頂く。

おりしも不況の2003年である。
行き止まりである。
デッドエンドである。
いいことなんて無さそうである。
就職は氷河期でアナの内定は高橋秀樹の娘のマーヤにとられて、
雑誌には「うつですか?」という文字が並ぶ、
年の初めである。

そんな時に、「一度も負けたことのない男の話」を
週1で流すなんて。
毎回のサブタイトルに「!」がつくからね。
つらいよ!
「俺は強い!」って!!
弱い男なら
「俺は弱いけど弱いなんて言葉に出したらそれは嘘になるし、
ということを言葉に出している時点で救いを求めているだけだし、
と言いきれる自分は本当は弱いのかどうかなど分からないが
それは逃げで。」
となる筈だ。

市川新之助、ぶっちゃけもろ好みだけど
あんなにいつも「うわあああああああ!!!!」とか
「お通うううううう!!!!」とか言われてもね。
リストラされたおじさん見ないよ。

唯一救いなのが
ドラマの中で一人だけ弱い、又八(堤真一)だ。
情けないのはいい。
「百戦百勝」は息苦しいが、「百戦百敗」は笑える。

まあ日本人が一番好きなのは、
「百戦九十九敗、最後に一勝」だろうけど。(忠臣蔵とか、プロジェクトXとか)

・・・そんな理由から
だめんずうぉ〜か〜で有名なれいこさんだが、
最近新しいだめ男を発見。

町田康の小説の男たちだ。
彼はオリーブにでるほどかっこいいのに、
こんなだめだめ小説を書いていたのか。
「くっすん大黒」を読んで思った。
雰囲気が松尾スズキの文章と似ている。

非常に、面白いです。
だめはやっぱり、笑えるのです。
そして笑いが、世界を救うのです。
やほほ、も彼のぱくりです。


やほほ。


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