2003年01月06日(月) |
”くる”雑誌(勝手にわたくしめがそう決めた)でうらなう2003年 連載第一回(全何回かは不明) |
人の悪口を書くものではないですね。 胸くそが悪くて、 結局今日も更新しないといけなくなってしまいました。 自業自得。
今日から数日間(あえてあやふや)は、2002年に創刊、またはリニューアルされた雑誌で 私が気に入っているものをご紹介します。 今年さらに大きく羽ばたくことを、願ってやみません。
第一回 暮らしの手帖(暮らしの手帖社)
隔月刊・900円(税込) A4判・176頁 リニューアル第一号(301号)は 11月25日発売 発行部数 35.0万部(主婦の友36.0 婦人画報18.7)
300号保存版を母が「買ってきて」とうるさかったので たまたま手に取り、初めて知った。 お恥ずかしいことですが。
「暮らしの手帖」は4世紀目に入ったという。 300号。 故・花森安治さんというのはなんと偉大な方だったのかと 保存版で再構成された創刊号からの軌跡を見て思った。 レイアウト、イラスト、デザイン、すべて自分でこなしたという。
装丁や雑誌のデザインで買うかどうかを決める 私のような”おしゃれっぽい層”がいる以上、 「見た目」が大切なのはいうまでもないことだ。
しかしそれを決めるのは編集者でもライターでもなくて デザイナーだ。 というのを初めて知った時「えー」と結構素で驚いた。
デザインのセンスは悪いけれど素晴らしい本と、 その逆のもの(かっちょいいけど中身は空っぽ)って、 沢山あると私は思う。
すべてに納得して本を作るのには 一人でやるしかないのかもしれないと、この人の仕事を見て考えてしまった。
それにしても創刊時の執筆陣の豪華さには舌を巻く。 川端康成、幸田文、阿刀田高・・・凄い人脈だなあ。
さらに、(有名な話ですが) 広告をとらないそのいさぎよい姿勢! 「広告をとらないで、会社が成り立つのかなあ」と 本気で母と考えてしまった。 ということは広告部っていうのが会社に存在しないのか。 dentsuさんとの取引もないのか。
「丁寧に暮らす」という今年の目標は 実はここから頂いたもので、 私が生まれて21年でようやくたどり着いた理想の生活を (そして最近relaxがおしゃれーに言いはじめたスローライフを) この人たちは昭和23年(1948年)から考えていたのかと思うと どうしようもなく気が遠くなる。
こんなに素晴らしい、いいなと思えるライフプランを提示されてもなお、 ”他人がしない新しい発想”など どうやってひねり出したらいいものかしらと新年から頭が痛くなった。
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