バイトで、 「あなたは若い割に言葉が綺麗よね」と褒められた。 嬉しい。
■家族のこと。 実家に帰って、いつも感心するのは 食卓に並ぶ野菜のほとんどが 母のやっている家庭菜園からとれるものだということである。
母は私が生まれてからずっと専業主婦で、 とくにインテリなわけでも面白いわけでもなく 掃除が好きで、 毎日のウォーキングを10年続けている。 健康的すぎる普通の人だ。
「前の田んぼが借りられたらお米も作ろうかな」というので 本当に自給自足だねえ、と驚いた。
別に農家出身でもない人が、たとえ趣味でも そこまでやるのは色々面倒臭いこともあるんだろう。 何だって、きちんとやろうとしたらそれなりに力がいる。
「白菜がね、腐りそうーどうしよう」と 本気で落ち込んでいる。
私は母のような「お母さん」にはなれないだろう。 多分目指してもいないと思う。 ただ、 彼女のような生き方を心底尊敬する。
私が理想だとする母親像--気張らない気取らないキャリアウーマンで、 そこそこ綺麗にしていて、家事もそれなりにこなして、 だんなを名字で呼ぶような--を実現出来たとしても 絶対に母にはかなわないと思うのだ。
お母さんというのは、娘にとってそういう存在だ、 と一般論をいうと怒る人もいるかしら。
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