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2002年10月06日(日)

インタビュー、してもいいよと言う人をひとり見つけた。
ああよかった。
潰れないよ、このページ。

十月になって学校が始まる。
あと二ヶ月程で誕生日か。


■斉藤美奈子「文壇アイドル論」(岩波書店)という本が面白い。
アイドル作家は何故売れたか、についての本。
村上春樹、吉本ばなな、林真理子など、
まさに大衆相手に数字をとり、一時代を築いた人たちをとりあげている。

まだ読んでいる途中なのだが、林真理子編は鳥肌がたった。
論文でこんなに興奮するなんて。
そしてこうして謎解きをされてみてはっきり自覚したのは、
私は林真理子に激しく共感する女の子だということ。

男を踏み台にしてのし上がるマドンナでもない。
可愛い顔で媚び続けていつの間にか人気も手に入れるさとう珠緒でもない。

林真理子が「美しくない」ということはさすがに書けないのか
直接は触れられていなかったけれど
彼女のすべてはそこから始まっていると思う。



■渋谷西武のビルにある古着の階が好きになった。
VIA BUS STOPヴィンテージや突撃洋品店などが入っている。
ヴィンテージというものの良さを、改めて実感。
奇妙に値段が高いものをコレクションする気はないけれど。

少し前に友達と電話した時の話。
「ずーっと汚い同じ服を着ているんだけど
それが体に馴染んでいる人というのは素敵だと思う」
と話したら、
きっとそれは
その人の生き方が洋服に出るということだろうねと言われて
なるほどと思った。

TOGAの記事をみた時も感じたことなのだが、
洋服に内面を投影する力があるかもしれない、という希望がある。
ヴィンテ−ジが似合うのには、
それなりの人間的「味」が必要なように思う。
私は表層だけを飾る媚びのファッションから、いつ抜けだせるのだろう。


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