映画館の予告編で観た時は、なんだか全体的に暗いトーンで、 話も地味そうで、しかもレイトショー毎晩1回上映のみだったので、 正直あまり期待していなかったのですが。。。。
この作品、サスペンスホラーとなるのでしょうが、 結構見せ方が上手いです。 全編ただ暗い一本道を家族で義母の家に向かうだけ。 登場人物は、家族と妖しい赤ちゃんを連れた女性のみ。 どーりで予告編の暗いトーンに、地味そうだったわけです。 実際地味なのですが、 家族の壊れていく様が不気味。 特に、母ローラ(リン・シェイ)の壊れぶりがすごいです。 さすがファレリー兄弟に見初められた(笑)だけあります。 勿論父フランク(レイ・ワイズ)も、なんだか こういうお父さん居そうだなあ。と思わせつつ、 やっぱり居たら嫌だよって感じ(みもふたもなし) ポスターの写真に唯一写るマリオン(アレクサンドラ・ホールデン)が 無表情に座っているだけで不安になります。
とにかく全体的にいやーな雰囲気が 画面から漂い出て、こちらまで不安な気持にさせられます。
正直この落ちは読める人は読めると思いますが、 私は雰囲気にあてられて、ただただええええどうなるの???とどきどき。 特に残酷なシーンも出ず、あくまで想像に任せているが効果的ですね。
落ちで気落ちするといってしまえばそれまでですが、 そこに至るまでの、嫌な雰囲気感はほんとなかなかのものでした。 レイトショー侮り難し。といっても、一般上映は無理だろうなあ。。。
|