あずきの試写室

2005年06月26日(日) 「チャレンジ・キッズ」

未来に架ける子どもたちという副題が
付いていますが、
正直このタイトルだと
子供向けの作品で、大人を対象にしてないんじゃないのと
思ってしまいますよねー。
私も内容を知らなかったらスルーしてました(だめじゃん)

アメリカで毎年行われる全米スペル暗記大会。
(私はこの映画で初めて知ったのですが、日本で言う
甲子園ぐらい、アメリカでは有名な大会だそうです)
900万人の9〜15歳までの子供たちが
ワシントンで行われる大会を目指します。

この作品では、そのうちの地区大会を勝ち抜いた
8人の子供たちと家族をまず
紹介していきます。
一人の家族はメキシコから移民してきて、
お父さんは20年以上アメリカで生活しているのにも
関わらず、いまだに英語が話せないでいます。
また別の家族は、母子家庭で叔父さんは刑務所に入り、
親子も生活が苦しい状態です。
かと思うと一代で事業に成功し
息子にいろんな語学の教師をつけ、
子供のために良かれとすることを何でもしていたりと。
本当に8人8様です。

後半は、ワシントン大会での模様。
果たして8人のうち優勝者はいるのか?
おお、この子が優勝するといいなー!
なんて応援しながら観てしまいました。

子供なのに、まるで大人のように落ち着き
しっかりしている姿に驚かされつつ、
子供に夢中になる親の姿は、どの国でも一緒だなー
なんて思ったり。
(コンテストにありがちな、勘違い(失礼)な親も
出てくるけどね。あ。8人の親というわけでなく)

タイトルからイメージする子供向けというよりは、
アメリカの文化の一面を知る
良いドキュメンタリーだと思います。
全年齢対象と判を押していいでしょう。
といっても、観にいった日は劇場に
お母さんと子供2人、と私と他3人でした(爆)
まあ写真美術館単館ということもありますが、
ビデオになったら是非!オススメです。


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