あずきの試写室

2004年05月23日(日) 「シモーヌ」

バーチャル女優という存在は、決して夢な話ではなくて、
CMでも登場したりしましたが。
なかなか、出来物!って感じでリアル感が乏しいですよね。
でも、この映画のシモーヌ。
まるで人間そのもの
(まあ、実際半分はレイチェル・ロバーツが扮しているのですが)
うつむいたまなざしとかが妙に哀愁じみていたりします。

アル・パチーノがなんだかとっても年を
とってしまったようで寂しかったりもしました。
「狼たちの午後」が懐かしいなあ。
でも、だからこそ監督役がぴったりであり。

自分の名声が上がると思ったのが
思わぬ誤算。
シモーヌばかりが有名になってしまう状況は、
辛いですねー。
ってコメディ路線だか、そうじゃないのか
結構微妙(笑)

大笑いできるというわけでもなく、
じゃあ人物描写に細かいのかというと・・・・
でも、思ったより楽しく見れました。
「トゥルーマン・ショー」のアンドリュー・ニコル監督の
作り物をいかに現実的に見せるかという
手腕がためされている作品(あ、そんな難しい話ではないですね)

誰もが惚れてしまうシモーヌは、確かに可愛く
レイチェル・ロバーツ本人にシモーヌを重ねてしまいたくなります。
ね。で、重ねちゃったのか監督の奥様となったのでした。
めでたしめでたし(笑)


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