バーチャル女優という存在は、決して夢な話ではなくて、 CMでも登場したりしましたが。 なかなか、出来物!って感じでリアル感が乏しいですよね。 でも、この映画のシモーヌ。 まるで人間そのもの (まあ、実際半分はレイチェル・ロバーツが扮しているのですが) うつむいたまなざしとかが妙に哀愁じみていたりします。
アル・パチーノがなんだかとっても年を とってしまったようで寂しかったりもしました。 「狼たちの午後」が懐かしいなあ。 でも、だからこそ監督役がぴったりであり。
自分の名声が上がると思ったのが 思わぬ誤算。 シモーヌばかりが有名になってしまう状況は、 辛いですねー。 ってコメディ路線だか、そうじゃないのか 結構微妙(笑)
大笑いできるというわけでもなく、 じゃあ人物描写に細かいのかというと・・・・ でも、思ったより楽しく見れました。 「トゥルーマン・ショー」のアンドリュー・ニコル監督の 作り物をいかに現実的に見せるかという 手腕がためされている作品(あ、そんな難しい話ではないですね)
誰もが惚れてしまうシモーヌは、確かに可愛く レイチェル・ロバーツ本人にシモーヌを重ねてしまいたくなります。 ね。で、重ねちゃったのか監督の奥様となったのでした。 めでたしめでたし(笑)
|