あずきの試写室

2003年12月28日(日) 「ザ・ビッグ・ワン」

マイケル・ムーアが新作本のサイン会&講演会をかねて
全米各地47都市を50日でめぐり、
その間にアポなしで、巨大企業に突撃してしまおうという。
無謀ながら、毎度のバイタリティで
あちこちの企業で煙たがられつつも、
一般市民の立場にたって
どんどんいってしまう姿は
マイケルお願い!
なんて頼りになりそうなほど。

この作品のとりを飾るのは
スポーツシューズの大手ナイキ。
全世界で有名な
ナイキの会長フィル・ナイトをこの映画で
初めて見ました。
靴は知っていても、会長は知らなかった。。
こんなおじさん(失礼)だったんだ。

巨大企業とリストラ問題で
どこの企業も
「元社員が、困らないように全力を挙げて
新たな職場を見つける」的な
キレイごと(失礼)を
語っているのを見ると。
世界共通語のように感じてしまう。

映画の中でマイケルは
「国名をビック・ワン」
にしたらどうかと提案しているが。
タイトルの名
ビック・ワンはアメリカのことであり、
巨大企業の会長ひとりひとりが
ビック・ワンだと思っているんだろうなあと思いつつ。
そんなビック・ワンに振り回されてしまう
ひとりの中に自分もいるんだと感じてしまった。

マイケル・ムーアの声が
もっともっと企業の奥に届きますように。


 < 過去  INDEX  未来 >


あずき [HOMEPAGE]

My追加