「運動靴と赤い金魚」のマジッド・マジディ監督最新作。 といっても、タイトルから敬遠していて 後からしまったと思った運動靴なので 今度は髪どめで勝負だ!(なんの・・・)と 初の監督作です。
イランに住むアフガン難民の姿を描いているものの。 底にある深い悲しみや不安を前面にだしているのではなく、 テーマは限界を知らぬ愛。 マジッド監督のコメント 「愛はあらゆる境界線を越える力がある」 良い言葉ですね。
作品の中でも、最初は少年だと思い込んでいた バランが、実は少女だと分かった時から 主人公ラティフの心は愛を感じはじめるのですが。 ラティフの心変わりが、あまりに極端なので 最初笑ってしまいました。 ここまで変わるかーーって。
その後の無償の愛は見ている私まで ああ。バラン、彼の気持ちを少しは くんでいるのだろうか。。。と 思わず憂いを秘めた瞳に訴えたくなってしまいました。
ほんと私も、幕末時代に生きた人を愛している(オーバーかしらん) ので、境界のみならず時代まで超えてしまうと実感。 監督のメッセージの愛と一緒にしたら失礼ですね。。反省。
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