あずきの試写室

2003年08月16日(土) 「死霊のはらわた」

サム・ライミ監督のデビュー作にして
ホラー作品の中でも、スプラッターホラーといったら
浮ぶ作品のベスト3に入っていると言っても過言ではない作品。
なのにホラー映画ファンながら見逃していました(いけませんね)
20周年アニバーサリーとして復活を記念して
いざサム・ライミの世界へ。

20年前ということで、古臭いだろなあと
最初から思い込んで見たわりに、5人の男女の服装といい
雰囲気といい、それほど古臭くなくてびっくり。
びっくりと謎と突っ込み所満載の90分弱が
これから繰り広げられようとは想像もつかないオープニング(笑)

物語の舞台となる貸別荘が、どうしても廃虚にしか
見えないところで、おいおい(笑)
しかも、そんなにボロなのに鍵がたくさんあるのも謎。
でもって、登場人物の5人。
男性2人と女性3人なのですが、
カップル2組と男性の姉の構成ってところも謎。
普通3組のカップルでやってくるのが自然なのでは
なんて余計な突っ込みをしちゃいました。

とにかく最初は、わりとおとなしめなので油断していると
途中からドタバタ大騒ぎになります。覚悟を(笑)
怖いというよりは、グロテスクの一言。
これでもかというほど、襲ってくる死霊の不気味さも
さることながら、主人公のアッシュが
なんだかとんでもなくとんちんで印象的(爆)
なんせ、隣の部屋で女性が悲鳴を上げても
普通の顔して椅子に座ったまま。。。
ちょっと助けに行きなさいよ!って思うよね(笑)

まあ正統派ホラーではあるのだけれど
そこにはちょっぴりお笑いの隠し味があると
見るべきしょうか。

でも、20年前にこれだけのパワーがある作品を
デビュー作で撮ってしまうサム・ライミ監督の力は
認めざるをえないですね。
これで、もうちょっと人物描写がしっかりしていたら
よかったのにな。
ってそういうことを求める映画じゃないかも(笑)

それにしても、デビュー作が一番どぎつくないですか監督!





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