あずきの試写室

2003年07月05日(土) 「群青の夜の羽毛布」

山本文緒さんの原作をどうように映画化したのか
楽しみだった一本!
山本さんの小説は、恋愛物でも、一筋縄ではいかず
どちらかというと、痛かったり、辛かったりといった
作品が多いのですが。
中でも、この作品、え。そんな裏があったのかー
で、そういってしまうのかーと
かなり意表をつかれたので。。。

さとるとみつるという一瞬兄弟のような
名前ですが、美人姉妹と厳格な教師の母の3人の
生活に現れた、さとるの恋人鉄男。
鉄男の登場で、さとるが変わっていくのですが。

この家族、正直かなり変わってます。
いあ。かなりどころか絶対!なんて言い切っちゃうかも。
綺麗なお姉さんさとるを恋しても
こんな怖いお母さんがいたらどうかなあ。
自分が男性だったら、引いちゃうかもなあ。

怖い怖いお母さんを藤真理子さんが演じていますが。
無表情で、厳しく突き放す演技が光ってます。
ほんとこれは地じゃないのか
なんて思ってしまうほど。上手い!

逆に美人姉妹のさとる役の本上まなみさんとみつる役の野波真帆さんが
どうも一本調子の演技で(失礼)
演技の差がかなり。。。。。。。気にしない気にしない。

で、怒涛の結末に向かって行きます。。。
おそろしやおそろしや。
ってホラーじゃないって。
あくまで恋愛物だということを忘れずに。。
秘密も隠れてます。

作者山本さんも図書館司書の役で出ているので
チェックして見て下さいね。


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