邦題は「カルマ」ですが、原題は「異度空間」。 違う温度の空間って感じでしょうか(そのまんまじゃん) 違うと思うけれど、 見ていてそんな感じがしちゃったのですが。どうでしょう。 主演レスリー・チャンの遺作となってしまったのは 本当に残念です。 あのすずしげで優しい眼差しが、切ないです。
幽霊が見える女性が出て来る 最初の話が長くて、 途中からレスリー演じる精神科医の話に シフトしていくのですが、 自分としては、最初の女性の話が もっと簡単で良かったのではないかなあという印象。 入れることによって 話としての深みをもたせているのかもしれないのですが。 どうも、どっちつかずになってしまった気が。。
レスリーの話になってからの 幽霊役の女の子は、すごい怖いというよりも 途中マトリックス??なんて思えるほどの 増殖シーンありで、変幻自在で圧倒されます。うん。
恋愛がからんでくる所が 「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」を 彷彿させたのですが、 「チャイニーズ」の方にもレスリーが 出ていたのですね。 ただ怖いだけのホラーよりも恋愛要素が入っている事によって 切なさが加味されて、しんみりしちゃいますね。
サービス精神旺盛な香港映画ですが、 ホラー映画よりむしろ 実録シリーズの方が怖いかも。 特にいまだうなされそうな「人肉饅頭」の 妙なリアル感は本当に怖かった。
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