日記
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2002年02月09日(土) |
えーとジブリ作品の話と戦争の話 など |
『トトロ』もいいけど、『ナウシカ』もいいけど、『千と千尋』もいいけど、
『耳をすませば』って、やっぱいーよね!!
(順位付けて一番好き!というのとは違って、上記の作品達とは 「違った部分で」「違った感覚で」とても好き、というかんじ。)
というのが、私と、付き合ってる男との意見が一致しているところ。
付き合い始めた頃にその話題で盛り上がったりした。 ジブリ作品は老若男女問わず人気の高いものだけど 『耳をすませば』が好きだという「男性」は、 私の周りにはいなかった。 そもそも男女問わず、「観たことない」って人も結構多い。 まぁ割とマイナーなのかしらね。
いい作品なのにぃー。 劇的な盛り上がりには欠けるかもしれないけど、 なーんか、いいんだよー。
舞台になった(と言われている)聖蹟桜ヶ丘、には 結構前に1回だけ行った事があるんだけど、 あーこの交差点だ!とか、 ああこの道は!あの建物は!といった感じで ちょっとわくわくしました。
なんだか甘酸っぱくて(激しいのが好きな人には甘すぎるくらい。) 一歩間違えば御伽話、のよーなあの世界が なんだか優しい気持ちになれたり忘れていたものを思い出させてくれる感覚が とても好きなのです。
なんでこんな話するかって、 先週ビデオ見たので。なんとなく思い出したので。 ずっと前のTV放送を大事にビデオ録画までしている男がいるってのも ちょっと凄い。一緒に見たのは5回目くらいだよ。
ちなみにジブリ作品の中で私が一番好きなのはやっぱりトトロ!! これはゆずれない。 小学生の時、映画館に観に行って以来、 かれこれ30回以上は観てるんじゃないでしょうか。
そーいえば、今回のオリンピックなーんかあんまり観る気しないのは、 開催地が、アメリカだからなのかなぁ。 なーんて、思ってみたり。 いや、競技が始まってしまえばどこで開催されてよーと関係ないけど とりあえず開会式とか観る気にならなかった。
もー今となってはどーでもいいことですが 9月の同時多発テロ、その後の戦争への流れにおいて 付き合ってる男と完全に意見が相反して何度か言い争いにまでなって 結局完全に平行線を辿り両者一歩も歩み寄る気配すら見せぬまま終わりました。
私は 「テロは憎むべき行為ではあるがやられたらやり返すというのは違うと思う。」 「憲法を改正してまで自衛隊を派遣するなんて間違ってる。 日本には日本にしかできないこともきっとある(勿論金を出すだけじゃなく)。 日本の政府ももっと自らの意思というものを明確に持つべきでは。」
と、思っていたし今でも思っている。
まぁ、結果的には・・・・殆ど片付いちゃったことなんで もうどーーでもいーーよ!と思うしかないってかんじですが。
付き合ってる男の意見は 「テロでたくさんの人命が失われたその報復をするのは当然、必然である。」 (殺された人の中には日本人だっていたのだから日本も同様。) 「国際社会の中で、日本だけ特別扱いなど許されない。 大体、政府がいつまでも煮え切らないから日本は馬鹿にされているのだ。 一刻も早く憲法を改正して自衛隊を派遣すべき。」
まぁ、大体こんな感じ。 私から見ればおぞましい限りであるが実際こういう考え方を持つ人も 世の中にはたくさんいるのでしょう。それが意外と身近なところにいた。 寒気がした。が、さすがにそんな理由で別れ話にまでは発展しなかったけど。
私が、 「しかし戦争で殺されるのはテロリストではなく一般民衆だ。 それは報復などではなく、人殺しだ。」 と言えば 「テロで殺されたのも一般民衆だ。同じ事をされても仕方がない。」 と返ってくる。
全くの平行線であった。 奴の頭の中には 「正義の国=アメリカ」と「野蛮な国=アフガンとかその周辺」 という、完璧にアメリカ中心主義(?)とでもいうよーな 思考回路ができあがっていたようなので。 私の、ある意味で「甘い」思想など「現実逃避」である、くらいにしか 捉えることは出来なかったのでしょう。
まぁ、どちらが「正しい」とは言えない問題なのかな。 正しさの基準って結局ひとりひとりのこころのなか。
でもね、 「どんな理由があろうと、戦争はいやだ。」と思える人が 私は人間としてとても好き。 そういうこころをもっている人が好き。
人を殺すことを正当化させてしまえる人間なんて、 もはや「人」ではない、と思ってしまう。
しかし、私は死刑廃止論者では、ない。 これは、ムジュンしてるのかな。かなり。
今も世界のどこかでは争いが続いていて、 大きな戦争もまたきっと起こるんだろうね。あーやだ。
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