日記
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2001年05月30日(水) |
ただ愛されたかっただけ。 |
昔からマニキュアが大好きで、現在60本以上持っているけど もう捨ててしまった分も合わせると100を超えるのではないだろうか。
私の爪は凄く丈夫なのでまるで付け爪のように伸ばした 自前の爪を飾るのが好きだった。
しかし就職活動中、そんなオジサンがびっくりしちゃうような爪で 面接に赴く訳にもいかないという訳で、暫くの間はお預け。 4月上旬~5月中旬の1ヵ月半の間は、活動休止中だったので 久々に爪のお洒落を楽しんでいたが、 その後活動を再開したのでまたマニキュアを落とし、爪を短く切った。
でもそれも今日で終わりにした。
私の足の爪は深い赤い色だ。ラメ入りの真っ赤なペディキュア。 面接の時、パンプスの中までは見えないのだから。 私に出来る唯一の抵抗、そして唯一の”自分らしさ”の表現だった。 だから就職活動中、私はずっと赤いペディキュアを塗っていた。 そして今日、手の爪にも足と同じ色を塗ってみた。
正直、手に赤いマニキュアを塗るのはあまり好きじゃない。 何だかケバイ。ちょっとやりすぎ、という感じだから。 足に塗るのはカワイイし、ミュールにも合うけれど。
でも今日は何だか、清々しかった。 今まで必死に縛り付けていた自分、抑え続けてきた欲求を、 やっと開放させていく事が出来るのだと。
私の目的は何だったのだろうか。 やはり、”人からどう思われるか”という事、世間体、親、 そういうものをずっと気にして、 だから就活だってそれこそ東証一部上場とやら(笑)の名前が通った 親も友達も知っているような企業しか受けて来なかった。 そんなんじゃダメだと解っていながら 誰の為でもない、自分の人生なんだと頭では解っていながら
私は最後まで、自分がどうしたいのかが見えて来なかった。 最初から、見ようとしていなかっただけなのかもしれない。
私が
守りたいものとは何だろう
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