今日は朝から富士宮浅間大社で富士山のお山開き(登山者のための開山式)。浅間大社での式典の途中から小雨となり、昼前後の村山浅間神社での入山式のときには豪雨だったが、修験僧による護摩焚などの神事はとても見ごたえがあった。このときの式典の模様は村山浅間神社のHPをご覧下さい。私は、今年と昨年の元旦午前0時、ここで「みそぎ」をしました。
さて、今、衆議院で争点となっている郵政民営化法案。郵政民営化特別委員会で100時間以上の審議(戦後最長)を経て、来週月曜、特別委員会で採決。そして火曜日に本会議で採決の予定、とのこと。
私は、自民党内の郵政民営化反対の議員たちも、本会議の採決で反対票を投じる人は少数(10数名)にとどまると予想している。自民党幹部が反対派に対して「次の選挙は公認しない」と脅しても、選挙における現職優先の原則をそう簡単に崩せないことは分かっているから、あまり効き目は無い。やはり一番効くのは、公明党幹部の「反対派は次の選挙で応援できない」という言葉だろう。創価学会の応援無くして選挙に勝てる自信がある自民党議員は少ない。それは参議院でも同じだろう。
委員会にしろ本会議にしろ、少数派である民主党の抵抗手段は限られている。採決の欠席(すなわち与党の強行採決)も、民主党のイメージアップにつながるとは到底思えない。
唯一、今の国会での切り札となりうるのが竹中大臣のスキャンダル(6月15日日記参照)だ。この疑惑に関しては、さらに、この広告の企画書に「国民の中でもIQの低い人に小泉首相の支持者が多く、その人たちをターゲットにする」などというとんでもない記述もあった。それなのに、何故か、このスキャンダルについてマスコミの態度は遠慮がちだ。かなりの信憑性があるにも関わらず。「政府広報でマスコミが広告をのせてもらった立場だから強いことが言えない」と言う人もいるが、マスコミがあまり取り上げない以上、我々民主党が地道に訴えていくしかない。
この切り札は温存して、衆議院では淡々と法案が可決され、参議院の審議の中で「最後の闘い」を挑むのか、それとも、来週前半、切り札が使われて最大のヤマ場を迎えるのか・・・