英国人の彼女 6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。
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ダーリン(仮名)の当地での任期は来年の8月までなんですが、その次のポストの応募がもう始まっているんです。イギリスの制度は日本とほぼ同じで、海外2回と国内1回を繰り返すのですが、(厳密に繰り返すところが日本とは違いますが・・・)彼はここが2巡目の海外1回目なので、次も海外ポストが選べます。手元に届いた資料は、今の階級のものと、一つ上の階級のものがあって、どちらから選んでもかまわないようです。
彼は出世欲がゼロな人なので、今のままでいいかなー、仕事もそっちの方がおもしろそうだし・・・という雰囲気が漂っています。確かに、今の階級だと、政務とか、経済とか、一つの分野に特化した仕事ができて、彼には合っているみたい。一つ上の階級だと、中規模公館のDHM(Deputy Head of Mission)か、小規模総領事館の総領事というポストが多く、そうなるとマネージメントが仕事の中心になってしまい、何かに打ち込むことができなくなってしまうようですし。でも、この先もずっと外務省にいるなら、出世しなくても食べていければいいと思いますが、彼は次のポストを最後に転職する予定でいますし、それならば多少仕事が合わなくても、DHMかHMを経験しておいた方がCVに箔が付くと思うんですよね。彼もそれは気になっていたようで、結局話し合いの結果、今回は全部昇進狙いで応募して、ダメだったら次回今の階級で応募するという戦略を採ることにしました。
昨晩、わたしがBBCクッキングに夢中になっているのを横目に、ダーリン(仮名)は希望ポストを表にして、職務内容だとか、赴任日だとかをかき込んでいたのですが、後でその表を見てみると、ちゃんと「遙」欄があって、わたしが行きたいところと行きたくないところにチェックできるようになっていました。ちょっと、というか、かなり嬉しいな、と。
トリポリとルアンダ、それとニューデリーをクロスアウトしておきました。途上国の方が好きですけど、この僻地に2年住んだあとは、どうにも先進国が恋しいのです。
ところで、こういう応募のこともBiddingというのですね。ちょっとおもしろいな、と。
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