┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃【今日のピークパフォーマンス方程式】 ┃ ┃ ┃ ┃ ■過去から積み残されてきた懸案、 ┃ ┃ ならびに日々、積み上がっていく懸案、 ┃ ┃ ┃ ┃ これらを粛々と潰していくための思想と ┃ ┃ 習慣、そしてシステムを味方につければ、┃ ┃ ┃ ┃ 人生は大逆転できる。 ┃ ┃ ┃ ┃ ■懸案の積み残しは、負債の増加と同様に ┃ ┃ 雪だるま式に膨れ上がり、 ┃ ┃ ┃ ┃ 窮まると我々の人生を圧殺しにかかる ┃ ┃ ものとなる。 ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━「平成進化論」━━┛
少し前の事ですが、使用している検定教科書に以下の一文がありま した。
One more tip: Talk to yourself in the second person.
「(自身を鼓舞するために)自分自身に話かけるときには、二人称 で話しかけよう」という内容です。
これを機に「the 序数詞 person(〜人称)」 という言い方を定着 させてしまおうと思い、授業冒頭の復習テストにこの表現を使った 文を何度も出しました。
結果として、「the first person(一人称)」とか「in the third person(三人称で)」といった表現は定着したと思います。 定着させたいことは愚直に何度も聞く(生徒が出会う機会を確保す る)のがいいのだろうなと思っています。
それが意識の片隅にある状態で、「Ukraine is turning the tables (ウクライナは形勢を逆転しつつある)」と題されたフィナンシャル タイムズの記事を読みました。
turn the tables 「形勢を逆転する」。
文字通り受け取ると「ちゃぶ台をひっくり返す星一徹」のイメージ ですが、ここでの table は食卓ではなくゲーム盤に由来するよう です。イディオムは好奇心をくすぐります。
副題に The country's war effort was at a nadir. But mass drone production has come to the rescue とあるように、ドローンの大量生産がウクライナの危機を救った ことを伝える記事です。
この中に、FPVドローンという表現が出てきます。たしかにこの ところ、ロシアとウクライナの戦争を伝えるニュースで「FPVド ローン」という言葉を耳にする機会が増えました。
その FPV が "First Person View 「一人称視点」" を表している ことには、検索するまで気づきませんでした。
授業で触れた表現を目にして「お、first person。こんなところに 出てきたか」と思ってしまうのは英語教員の性かもしれません。
ドローンにつけられたカメラの映像を、操縦者がゴーグルやモニター でリアルタイムに見ながら操作するドローンをFPVドローン(一 人称視点泥−ン)と呼ぶのですね。 ドローンでも「誰の視点か」が問題になるのかと驚いた次第です。
これまで私にとって、「誰の視点」ということが問題になる分野と いえば小説でした。 『吾輩は猫である』は「一人称視点」。 『羅生門』は「三人称視点」といったように。
(ただ、小説における「一人称視点」は「First Person View」で はなく「first-person point of view」という言い方がふつうのよ うです)
以上、授業の余談(あまりしませんが)的に、思いつくままに書 いてしまいました。
できれば戦争の憂いなく文学の話をしていたいところ、戦争があ たりまえになってしまったように思える世界の現状に不安を感じ ます。
海外メディア発の情報にも意識的に触れつつ、生徒の知的好奇心 をうまく刺激していけたらと思っています。
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