2020年01月21日(火) |
細い細いロープを渡り切る【引用】 |
平成進化論より引用 ↓
一攫千金狙いの人が 安易にギャンブルしていても
「絶対に」
勝てるはずがないことが よくよく理解できるはず。
適当に張って、勝ち続けるなど できようはずもないのです。
■今の世の中にあっては、
「簡単、お手軽、誰でも、今すぐ、 自動で、寝てても、1分で、1日で、 稼げる、儲かる、殖やせる」
的な文句を 至るところで見かけます。
■こうした言葉に触れると、 感情が動くのは
「自然の摂理」
ですから それを止めよとはいいません。
(正直に告白すると、 こう書いている私(鮒谷)も 感情が動いてしまいます)
■しかし、その感情に気づいた瞬間、 立ち止まっていただきたいのです。
世の中にそんなお手軽な 成功法則があったら、
誰もが皆、億万長者や成功者に なっているに違いない、
と思われないでしょうか。
■こうした言葉が 世に溢れているにもかかわらず、
現実には、そこで謳われている世界に 出ている人が、
人口に比して、 きわめて少数派である、
という現実を思い起こせば、
これらの文言がでたらめで、 嘘っぱちで、
「何かにすがろうとしている人から 搾取しようと仕掛けられた罠」
であると認識すべきであるのです。
■こうした考えを、
(誘惑に駆られそうになるたびに)
何十回も、何百回も、 何千回も繰り返し反芻し、
自分の頭の中に回路を 構築しておかなければ、
何かの拍子にタガが外れて、 あっという間に、
数十万、数百万、ときに数千万、、、 といった単位の、
大きな金額の損失を被ってしまう ことにもなりかねません。
■なんとも夢のない話と思われるかも しれませんが、そうなのです。
横着な人にとっては 夢のない話でありましょう。
■しかし逆に考えれば
(多くの平均的な人と逆張りで)
安易な道に走ることなく、 きちんと知恵と汗を流せば、
相当程度の確率で報われる、
という捉え方もできるわけで、 そのように考えられる人にとっては
「夢と希望に溢れる話」
となるのです。
■私(鮒谷)は、
そうした回路を脳内に形成することに 力を尽くしてきたので、
最初のうちは不安と恐怖のあまり、 いろんな人に付け込まれ、
何度も何度も騙されましたが、
ようやく重心低く、安定して、 心揺らがぬようになりました。
(遅すぎですが汗)
■一見、
遠回りに見えるかもしれませんが、 何かを得るための一番の近道は、
微差を積み重ねて 絶対差に至る道なのです。
■その道を歩むのが困難である、
と萎えそうになったり、 諦める人に対して、
狙いすましたように投げかけられる 甘言に乗ったその瞬間、
仕掛けた相手の
「肥やし(養分)」
となることが確定いたします。
■今の日本において、 現状を正確に捉えたときに、
焦らなければならないのは 言うまでもありませんが、
同時に、
焦りすぎると自らを破滅させる 誘惑に絡め取られてしまう、
と自覚しておくべき。
■すなわち、
危機感を抱かず、 未来の準備もしていなければ、
将来、おそらく必ず訪れるであろう 危機に間違いなく飲み込まれるし、
逆に、そんな未来を予想して、 焦りすぎて安易な道に走ったら、
地獄の未来を待たずに今、 現時点から地獄を見ることになる。
■両方の落とし穴に落ちることなく、 自らの感情を律し、
「細い細いロープを渡り切る」
ことができた人にのみ、
初めて未来は開けてくるのだと 思っています。
そのためには時間を味方に つけることが必要ですから、
「今、この瞬間の意思決定が重要」
ということになるのです。
■また、こういう話をすると
「今から時間をかけて」
といっても、
「もう私は○○歳だしなあ、、、」
という内的言語が 自動的に回ってしまう人も、
少なからずあろうかと思います。
■しかし、
「もう私は○○歳だし、、」
という言葉は、
「だから、今すぐ、ショートカットで 成功を手に入れなければ」
とか、
「簡単にカネが手に入ると 謳われている○○に頼ってみよう」
という地獄行き確定の思考回路と 裏表の関係にあり、
つまるところ、 こうした思考回路が回っているうちは
いつまで経っても向こう岸には たどり着けない、
(どころか破滅確率が格段に高くなる)
ということになるわけです。
思考が行動を生み出し、 行動が現実をもたらすのだから、
当然の帰結でしょう。
■なけなしのカネ、 なけなしの時間しかないから、
乾坤一擲、起死回生を狙っていく、 というのではなく、
なけなしのカネ、 なけなしの時間しかないからこそ、
適切な投資対象
(それは間違いなく 一攫千金系ではない)
にリソースを集中し、
時間を味方につけつつ 複利で回していくことによって、
「死中に活を求める」
そんな心境で 日々の行動を行っていくのが
「近くて遠い道」
となるのではないでしょうか。
■以上、本日記したことは、
あくまで私(鮒谷)の個人的な 思い、考えでありますが、
---------------------
危機感を抱かず、 未来の準備もしていなければ、
将来、おそらく必ず訪れるであろう 危機に間違いなく飲み込まれるし、
逆に、そんな未来を予想して、 焦りすぎて安易な道に走ったら、
地獄の未来を待たずに今、 現時点から地獄を見ることになる、
|