家族進化論
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2018年01月23日(火) Redemption

NBAプロバスケットボール サンアントニオ スパーズの哲学。

各々が自分のミッションを履行すること。Redemption.

1年間、文句垂れてましたが自分のミッションを履行しましたか。

否応無しに結果の求められる。品格や威厳も求められる。

公言した、そして心に秘めたミッションを履行せよ。

去年四月の日記より。

教室での実験】
ところでこういう話を読むと、教室で試してみたくなりますよね。
やってみました。
小さな葉型のチョコレートが7つ入っている袋を持って、昼休みの
教室に向かいます。教卓周辺にいた6人の生徒に声をかけ、2人ず
つペアになってジャンケンをしてもらいました。

私:はい、勝った人にチョコレートをあげます。イエーイ。ただし、
条件がひとつ。この袋の中にはチョコが7つ入っているから、必ず
ペアの人と分けてね。何個ずつとるかは、じゃんけんで勝った人が
決めていいよ。

生徒:本当ですか?

私:うん、交渉もOK。最終的に勝った人が提示した条件を相手が
飲めば、晴れてこのチョコは君たちのものね。もし負けたほうが「そ
れじゃいやだ」と最後まで言い張ったら、チョコはあげない。はい、
どうぞ。

結果は…
勝った生徒が4つ取り、負けた生徒に3つあげたのが2組。
勝った生徒が6つ取り、負けた生徒に1つあげたのが1組。
いずれも、負けたほうはその条件を飲み、チョコはめでたく彼らの
ものになりました。

以下面白かったコメント。
自分が4つとり相手に3つ渡した2人の生徒たちは、「だってジャ
ンケンに勝ったんだから、それくらいいいと思います」と言ってい
ました。
これに対して相手は「まあ、そんな気がします」とのこと。

自分が6つとって相手に1しかあげなかった生徒は「いや、やっぱ
り6ほしいです」と強気です。
これに対し1つしかもらえないことを受け入れた生徒は、「いつも
弟に全部持っていかれるから、もう慣れています」だそうです。

何より、この6人のうち4人までが、この実験について既に本で読
んで知っていました。
実際の実験は、この実験について予備知識のない、またお互いに面
識のない2人をわざわざ選んで行われていますから、お察しの通り、
全く実験にはなっていません。
が、こんな形の生徒とのコミュニケーションも意外に面白いもので
す。


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