時々思い出す 井上陽水の名曲
夢の中へ
20170113 1km
平成進化論より引用
人間には、戦略の立て方次第で
「弱点を強みに変える」
ことができる特性がありますが、 これなどはまさにそうで、
「人に威圧感や圧迫感を与えず、 警戒心を持たれず、心の中に侵入していける」
というのは、考えてみれば、
「持たざるもの(?)にとっての 圧倒的な強み」
となり得ます。
■もし、ここまで読まれた方の中で、
「いつも押し出しが強く、ときに 威圧感や圧迫感を感じさせる人間
(類似の種族に『オラオラ系』)」
に、嫌な目や酷い目に遭わされてきた人が あるとするならば、
反転攻勢は、彼ら(というか、奴等、ですかね) とは逆張りするところから始まります。
■つまり、
「自分の強さを、 ことさらに誇示することを止める」
こと。
そもそも考えてみれば、
本当に強い人間は、 強さを誇示する必要などありません。
本当に賢い人間は、 賢さを誇示する必要などありません。
「強いは弱い、弱いは強い」
「賢いは馬鹿、馬鹿は賢い」
「能ある鷹は爪隠す」
「智は時に深く秘されなければならない」
ということです。
■奴等は
「弱いやつほどよく吠える」
わけですから、 反面教師としつつ、ただ、
「謙虚に、大人しく、おしとやかに、 それでいて、付和雷同や迎合は行わない」
という強さや逞しさ、知恵や力を 内に秘めておく姿勢こそが、
「オラつく人間にムカつかされてきた 私たちの取るべき態度」
なのではないでしょうか。
これが弱者の(?)生存戦略です。
■そして、
この生存戦略を取るためには 何はなくともこれだけは、そんな
「必要にして欠くべからざる力」
こそが
「聞く力」
と言えるでしょう。
■これこそが押し出し系、オラオラ系とは 真逆のアプローチ。
奴等はそもそも、
「聞く姿勢」
など持ち合わせておりません。
自分の都合で周囲を翻弄しても、 自分さえ気持ちよければ、それでいいのです。
■我々は、その反対の
「真摯に相手に耳を傾ける、その姿勢」
を持つことによって、やがては先様の
「聞いて頂ける姿勢」
を醸成することとなり、
それが、
「話をさせてもらえるときが来て」
ついには
「望んでいたことを実現させてもらえる 日が訪れる」
こととなることを目指すべき。
■押し出し力のない人は、
コミュニケーション能力が乏しいわけでも、 話が苦手なのでもなく、
ただ、関係性ができてもいない人に、
「こちらから一方的に話ができるほど 厚顔無恥には出来ていない」
というだけの話だから、
ひとたび関係性が作られさえすれば、
あとは蓄え続けてきた、真の力を 発揮、発動すれば良いだけの話です。
■その状態を作り出すために 決定的に重要な能力が、
しつこいようですが
「聞く力」
なのです。
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