10代の頃知ったAmikaの曲より【三学期】久しぶりに添削にきた生徒。来るだけありがたい。ふっと夜、記憶喪失になった教え子のことを思い出す。荒れる学校で、期待をかけて教え、私はシンガポールへ。一時帰国し1年ぶりの再会の、あの日。学校に来た私をじっと見つづけ、焦点の合わない眼で言った「・・・英語の先生だったんですね」それが最後の言葉。彼女は学校を退学し、裏舞台に消えていった。現実は時に、喜怒哀楽さえ許してくれない出来事をおこす。