家族進化論
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2017年01月12日(木) 揺れる光ない海の底

10代の頃知ったAmikaの曲より

【三学期】

久しぶりに添削にきた生徒。

来るだけありがたい。



ふっと夜、記憶喪失になった教え子のことを思い出す。

荒れる学校で、期待をかけて教え、私はシンガポールへ。

一時帰国し1年ぶりの再会の、あの日。

学校に来た私をじっと見つづけ、焦点の合わない眼で言った


「・・・英語の先生だったんですね」

それが最後の言葉。

彼女は学校を退学し、裏舞台に消えていった。

現実は時に、喜怒哀楽さえ許してくれない出来事をおこす。


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