+女 MEIKI 息+
DiaryINDEX過去のことさ


2004年03月05日(金) please, please hold.


 ゆっくりと、ゆっくりと、まるで子どもに言って聞かせるよう言葉を選び、その優しい宥める響きは、慈しみながら何かを育もうとしているように感じた一時。
 目を閉じて、されるがまにまそのままに、緩やかに音も立てずに溢れ出す湧き水のように、微風に揺らぐ幼女の髪留めのように、その響きの中促されたい、溶かされたい、ずっと留まっていたい。
 時の流れを感じないほど、ずっとずっと。
 ゆっくりと、ゆっくりと、何度も繰り返される優しい響きの中、儚さに焦がれることなく揺らぎに満たされたいと願う。
 声にならない感情の何かが生まれ伝えたくて、同じ想いを見つけたくて、初めて貴方に抱かれたいと感じた。
 激しい欲望を目の当たりにした悦びと、髪を撫でられながら眠りに落ちる安らぎと、同じところにありながら、違うことを教えてくれた貴方に、戸惑うことも隠さずにこれ以上ないそのままの、肌を晒して抱かれたいと想った。





Private letter

 忘れ草 垣もしみみに 植ゑたれど 醜の醜草 なほ恋ひにけり

 気持ちが止まらないから次へってな感じはなんとなく分かる。でも、次を見渡しても霞んで見えるだけな気がするのだけど。忘れるために堕ちたいのなら、マメな男をゼヒ。

 うつせみの 常の言葉と 思へども 継ぎして聞けば こころはまとふ

 かと。何時の世も、男のマメさは最終兵器。それに撃たれてみましょうぞ。




 元気は、人から貰うもの?
 そんな感じで嬉しくて 9点





 どれも適切じゃない気がして、他の言葉が思いつかず、
 口をついて出た言葉は「貴方が欲しい」だった。




香月七虹 |HomePage