+女 MEIKI 息+
DiaryINDEX過去のことさ


2004年01月17日(土) だらぁ〜ん


 なぁ、みんな
 そんなに『PINK HALLELUJAH』が好きなのか?
 そんなに『十字軍』に入りたいのか?
 いやいやそうじゃない!
 好きなのは『黒族』なのでしょう?
 んで、「こりゃ次のカラオケには絶対歌っちゃおう!」とか思いつつ検索しちゃったりするのでしょう?

 それでも、あまりの数があるのでせっかく来てくれた方へ、もうそれは知ってるよってな情報を。
 ここのカラオケ屋の店舗では、『Chinese Destroy』と『BloodyAngel』の2曲が入っているそうな。しかもその店舗で熱唱すると、オリジナルポスターがプレゼントでくっ付いてくるらしい。それであるなら、ゼヒ店員に迷惑がられるぐらいの壊れ方(黒族になりきって)で熱唱してみてください。責任は各自。

 ってな、訳で
 残念ながらこのサイトは、それらの同盟どころか歌詞もちゃんと書き出していません。書き出したと言えば、過去Logにポロッとある程度だから「なーんだ」ってことで諦めてくださいましな。







 風呂屋に行ってきた。
 国道沿いにある「なんちゃら温泉」と名が付くいわゆるスパ。
 「時化たツラしてんじゃないよ」と友人に言われ、本人の意思を無視したまま車に乗せられ、服を剥かれて湯に浸けられたという感じ。
 手足を伸ばして浴槽に浸かるのは久しぶり。
 「ぶは〜っ」と気の抜けた声を出しながら、露天風呂に入った。雪が降るかもしれないと予想されるほどに、重い空と冷たい風は、湯に沈めた体には届かず頬にはとても快適に感じた。
 打せ湯、ジャグジー、塩サウナ諸々。あれやこれやと料金内なら全部試してみたいのは常。気が付けば一時間ほど野放し状態のまま、お湯遊び。
 ロッカーに荷物を入れたまま、食事処へ。
 船盛のようなどでかいサラダ、ザル豆腐、おいしゅうございました。
 腹も満たされた友人を見ると瞼が危うい、そのまま階上の休憩室へと辿り着くと同時にバタンQ。さて、一人残されてもスルこと無し。
 足裏マッサージやら、エステやら、館内にある設備を利用しようかと覗くが、どれも順番待ち。仕方なく、も一度風呂に入る。ひたすら入る。ぜんぶ入る。薬湯の臭さも我慢して入る。
 そして、のぼせる。
 露天風呂の休憩所で、だらしなく火照りを鎮めていると隣にお婆ちゃんが座った。
 年配の人は、何方も気さくに挨拶をしてくれる。
 そんな挨拶から始まる地元の人との世間話は、嫌いではない。
 農協に野菜と卵を出荷している農業を営む毎日だと教えてくれる。野菜の美味しい食べ方や保存の仕方、そんな話を湯船に浸かったり、熱くなればまた休憩したりしながら話していると、気が付けば周りに知らないお婆ちゃん達が数人加わっていた。
 「野菜や卵を譲るから、帰りに家に寄っていかないか」と、誘ってくれたのだけど「またお会い出来た時に、宜しくお願いします」と会釈して脱衣所に戻った。
 そこまでは、シッカリしてたはず。
 ロッカーからバスタオルを取って躯に巻こうとしたその時、わたしだけが地震に襲われた。
 ゆーらゆーらと地面が動く。
 「や、やばいよ、こりゃ」ここで倒れたら、具丸出し。
 傍らにあった椅子に座って、ゆらゆら状態が抜けるまで待つことにした。
 そこへ、先ほどのお婆ちゃんが現れ自動販売機から購入した牛乳を勧めてくれた。
 「若い人は二本ぐらい飲めるよね」ご丁寧に、お婆ちゃん自身の分も併せて三本の牛乳を抱えて隣に座った。(確かに牛乳二本ぐらいは、若くなくとも腰に手をあて爽やかに一気飲みしそうなぐらいの図体ですが。見た目だけで判断したらダメです、お婆ちゃん)
 「あ、いや、でも」しどろもどろになりながら、断れない状況にお礼を言って一本を手にする。風呂上りの牛乳の飲み方には少し違反する椅子にダラけて座る体制で、これまた久しぶりに風呂上りの牛乳を味わった。冷えた牛乳は本当に美味しかったし、何口か飲み進めていくうちに「ゆらゆら」が治まってきた。飲み干してしまうと次の牛乳を勧められてしまうので、他のお婆ちゃんが来るのを待ったが、結局はそのお婆ちゃんと残りの一本を半分ずつすることになった。げっぷ。
 湯で豚のようにダラシナク座るわたしを余所に、そのお婆ちゃんはサクサクと着替えを済ませて先に出て行った。
 わたしと言えば、ゆらゆらは大分治まったものの腹が苦しくて動きが鈍い。のそのそとTシャツを着て、いざパンツを穿こうとして片足を上げた瞬間、見事に前のめりに転んだ。これが家だったら、このまま起き上がらずに寝ていたい衝動に駆られるくらいに横になったのが気持ちよかった。腹も苦しいし、床が適度に冷たいし、もうこのまま起きたくないと思うほどに。それでも、具出しで寝てたのではマズイだろうと。例えシールであっても刺青禁止!というぐらい厳しいのだから、具出しで寝てたら摘み出されるだろうと。そんなことを思いながら、またノッソリと起き上がってちゃんとパンツを穿いた。






 無事に、家に辿り着きました。
 髪は美容院でケアをしてもらったんじゃないかと思うほどに、サラサラ。
 肌は塩サウナが効いたのか、やっぱり温泉の効能なのか、これまた驚くほどにスベスベ。
 今なら間違いなく、どこを触ってもナイスです。

 しかーし、
 自宅に帰って来てからもう何時間も経つのに、腹は一向に空きません。
 そして、ダルぅ〜。
 欲張って、入浴しすぎがちょっぴり仇。






 欲張りはいけません!それでも気持ちいいとつい…。で6点。



香月七虹 |HomePage