+女 MEIKI 息+
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自分の都合を前面にもってきて、それでその件は許される(流される)と思っている輩には何を言ったところで通じないわけで。 何も言わなくなったのは、言うことすらタルイと思うからだ、言ったほうが伝わるなら言うけど、とチマチマ思うことすら面倒になってきて、ポイ!
虫歯の痛さを鎮痛剤で誤魔化しているのに似ている。 思い出しゃ、イライラ。
どのぐらいイヤかというと、大好きな更新すらもしたくなくなるぐらい、イヤだ。 えっと、大したこと無いと? ごもっとも。
指定された診療予約時間には十分過ぎるほど間に合うように出かけたのに、診てもらえたのはその指定された時間から軽く5時間以上は経っていた。 カードを通して受付を済ませ、罹る科の受付にカードを提出すると「予約時間より、二時間以上はずれ込むと思います」と看護婦さんが教えてくれた。 それじゃあってことで、院内の売店にある文庫本を買って(病院の近くには本屋もコンビニも無い)病院を出て、通りを挟んだ向かいのファミレスに入った。
軽めの食事とフリードリンクを注文して、病院内の売店に置くには似つかわしくない『愉悦』という官能小説を開いた。 雑誌(週刊誌)は、買うつもりはなかったし、もちろん他の官能以外の小説本も陳列されていたのだけど、どれも以前に読んだことのあるものばかりで、仕方なくコレになった。 「第一線で活躍中の気悦の作家たちによる官能と情愛の世界。前編書き下ろし」と、帯には書かれていたが、勉強不足なのかどの作家名も見たことがなかった。 さてさて、どんな欲望を刺激してくれるのだろうと読み進めていったのだが、どれも恋愛小説でしかなく、時間つぶしで購入したのに余計に時間を感じられてしまうものばかりだった。 万人受けするであろう女性とその女性の肢体描写は作家が変わり話が変わったところであまり変化がなく、こうした一連の雰囲気を売る本なのだろうと思った 本も読みきってしまったし、早めに着いて待つことにしようとまた病院に戻る。
午後は、緊急外来を除いては予約患者だけなはずだが、相変わらず待合席が足りなくなるほどの人数がそこに居た。 「香月七虹、戻りました」受付に告げると「まだまだ時間、かかりそうです」とのこと。 院内で他にすることといったら、ウロウロと院内を歩くか喫煙所でボーッとするぐらい。 仕方なく、また売店に向かう。 どれも同じだろうとは思いながらも、また小説本を購入。 数分は待合席で読み進めていけれど、煙草が吸いたくなったので喫煙所にて続きを読む。同じように、呆気なく完読。そこで腰を上げる時に居合わせた知らないオジサンに本を譲ったので残念ながら、この本のタイトル、作家とも忘れた。
ほとほと待ち疲れやっとのことで診てもらうと、担当の先生も随分と疲れているようだった。
病院から駅までバスに揺られる頃には、昼間の本の消化不良からかどうしても本が読みたい衝動に駆られて、駅に着くなり本屋に入った。 すっかり日も落ちて、通勤帰りの人たちでごった返す本屋ではゆっくりと本も選ぶことが出来ず、結局購入したのは『ガラスの仮面』
自宅に戻るまで頁を開くのを我慢して、一気に読破。 ぁん♪快感。
妙な官能小説は、読書(たとえ漫画でも)したい欲望を刺激すものだと思った。
患者のカルテひとつを取っても、番号(データ)で整理されていたりすると、それが読み込めない事態になった場合は、大変なんだねぇ。
狩復帰、わーい♪
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