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2003年08月06日(水) ゆんゆん


深夜に、近所の小学校のプールに忍び込むには、まだちょっと肌寒い気がします。
やっぱり、今年最初のプールは日の当たる下でが妥当なのでしょう。





『ったくぅ、分かんないもんは、分かんないよぉ!』


の、一言を書いての更新のはずでしたが、敢無くダウン。
意味不明?
いいんです。
そこで疑問を持つ貴方、まだまだFreakには遠いですよ。


昨日、夕方に雷が鳴りました。
以前にもここで書き出したことがあると思うので、どれだけ嫌いかは省きます。
その大嫌いな雷の納まるのをを待って、久々に病院に行きました。
いつものようにカードを受付に設置してある箱に投函して、廊下を通って長いベンチが並ぶところで待っていると、暫くして館内放送でわたしの名を繰り返し呼んでいます。
「至急、受付にきてください」
うむ?

診療受付時間も終わる間近に慌てて病院に着いたというのに、とは思いつつダラダラとした足取りで受付に戻ると、
「診察カードをお願いします」
事務局のお姉さんは丁寧に四角いカードを差し出して、そう言います。
よく見ると、それは名刺。
あら、わたしったら間違えちゃったのね。
財布の中を覗き込んで、改めて診察カードを渡しました。
替わりに受け取った名刺は「ベ○ィ・○ルー 【ゼルダ】TEL3***-*******」とありました。
一瞬にして頭の中が真っ白とは、まさにこのことかと思うほど一体どうやって呼ばれたのか、本当に呼ばれたのかしらなどとブツブツ呟きながら、また廊下を通りベンチに腰掛けて診察を待ちました。

程なくして看護婦さんに戸籍どおりの本名を呼ばれ、先ずはお約束の血圧を測ります。
あああんな状態の後ですよ、そりゃあ正常な訳ないでしょうよ、看護婦さん。
それに毎回言うのなんですが、そんなキツメに巻いたら、また内出血の縦筋痕が出来てしまいますよ。

「あ、看護婦さんのポッケに挿してあるペン、ピングーだ」

炊飯器が炊き上がったのを知らせするような電子音が響いて、測定終了。
看護婦さんは、プリントアウトされた結果を渡し、測定器に表示されている数値をカルテに書き込みながら
「具合、悪い?」と、訊いてきます。
そりゃ、元気だったら来てないでしょ?と思いつつ「ええ、まあ…少し」と答えると、「そりゃ、この数値じゃ悪いよね。うんうん、悪い悪い」と、なんだか楽しそうです。
つられて、少し笑いました。えへへ。

そのまま、隣の部屋に通されてやっと診察です。
「あ、はいはい。どうぞぉ、そこに座ってくださいねぇ」
カルテから顔も上ずにセンセイは、わたしに椅子を勧めてくださいました。
曜日によってセンセイは違うのだけど、やっぱりどのセンセイもあまりコッチは見ようとはしません。
これまたお約束のように今回も「はい、失礼します」と言いながら覗き込みました。

「調子はどうですか?」
「いつものアノ感じです」
「ああ、じゃあいつもの出しておきますね」
「はい、アレですね」
「アレねえ、途中で止めたらダメよ。止めるとほら、コウなちゃうから」
「ええ、コレ辛いっすねえ」
「痛み止めの…(カルテ、ぱらぱらと捲りながら)*キソ**、どう?」
「あんまり効かない時ありますよ、アレ」
「そう、強いんだけどねえ、アレ」
「胃に強いだけなような気がしますよ?」
「じゃあ脳のほう、検査しますか」
「それなら、この間しましたよ?」
「アレじゃなくてね、もうちょっと中身診てみましょうよ」
「はあ」


病院を出て処方されたいつものアレ(薬)を貰って、帰りしなにトモダチに電話をしました。

トモダチ曰く、
七虹の脳を見たいというセンセイの気持ち分かるわあ。今の科学で、七虹が何考えてるんだか分かるようであれば、あたしだって見てみたいもの。

そんな診察のことを告げたわけじゃありません。
しかも、そんなに不思議なヤツじゃありません。
そこいらに居る、ごくごく普通のヤツです。

まさか、知らないうちに異星人にチップを埋められていたりとか、やっぱり電波塔があったとか、そういうんなら見てみたい気もするけど。


そんなわけで、ドラム缶の中に頭を突っ込んだアノ検査でなく、次回は何やらもうちょっとオカルト的な検査をするそうです。
中を開かずに検査、まるでイリュージョン。

夏ねぇ。






蛇足。

ゼルダ 愛と狂気の生涯 ナンシ−・ミルフォ−ド著で、既に絶版になっていると思います。




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