+女 MEIKI 息+
DiaryINDEX|過去のことさ|次
深夜に、近所の小学校のプールに忍び込むには、まだちょっと肌寒い気がします。 やっぱり、今年最初のプールは日の当たる下でが妥当なのでしょう。
『ったくぅ、分かんないもんは、分かんないよぉ!』
の、一言を書いての更新のはずでしたが、敢無くダウン。 意味不明? いいんです。 そこで疑問を持つ貴方、まだまだFreakには遠いですよ。
昨日、夕方に雷が鳴りました。 以前にもここで書き出したことがあると思うので、どれだけ嫌いかは省きます。 その大嫌いな雷の納まるのをを待って、久々に病院に行きました。 いつものようにカードを受付に設置してある箱に投函して、廊下を通って長いベンチが並ぶところで待っていると、暫くして館内放送でわたしの名を繰り返し呼んでいます。 「至急、受付にきてください」 うむ?
診療受付時間も終わる間近に慌てて病院に着いたというのに、とは思いつつダラダラとした足取りで受付に戻ると、 「診察カードをお願いします」 事務局のお姉さんは丁寧に四角いカードを差し出して、そう言います。 よく見ると、それは名刺。 あら、わたしったら間違えちゃったのね。 財布の中を覗き込んで、改めて診察カードを渡しました。 替わりに受け取った名刺は「ベ○ィ・○ルー 【ゼルダ】TEL3***-*******」とありました。 一瞬にして頭の中が真っ白とは、まさにこのことかと思うほど一体どうやって呼ばれたのか、本当に呼ばれたのかしらなどとブツブツ呟きながら、また廊下を通りベンチに腰掛けて診察を待ちました。
程なくして看護婦さんに戸籍どおりの本名を呼ばれ、先ずはお約束の血圧を測ります。 あああんな状態の後ですよ、そりゃあ正常な訳ないでしょうよ、看護婦さん。 それに毎回言うのなんですが、そんなキツメに巻いたら、また内出血の縦筋痕が出来てしまいますよ。
「あ、看護婦さんのポッケに挿してあるペン、ピングーだ」
炊飯器が炊き上がったのを知らせするような電子音が響いて、測定終了。 看護婦さんは、プリントアウトされた結果を渡し、測定器に表示されている数値をカルテに書き込みながら 「具合、悪い?」と、訊いてきます。 そりゃ、元気だったら来てないでしょ?と思いつつ「ええ、まあ…少し」と答えると、「そりゃ、この数値じゃ悪いよね。うんうん、悪い悪い」と、なんだか楽しそうです。 つられて、少し笑いました。えへへ。
そのまま、隣の部屋に通されてやっと診察です。 「あ、はいはい。どうぞぉ、そこに座ってくださいねぇ」 カルテから顔も上ずにセンセイは、わたしに椅子を勧めてくださいました。 曜日によってセンセイは違うのだけど、やっぱりどのセンセイもあまりコッチは見ようとはしません。 これまたお約束のように今回も「はい、失礼します」と言いながら覗き込みました。
「調子はどうですか?」 「いつものアノ感じです」 「ああ、じゃあいつもの出しておきますね」 「はい、アレですね」 「アレねえ、途中で止めたらダメよ。止めるとほら、コウなちゃうから」 「ええ、コレ辛いっすねえ」 「痛み止めの…(カルテ、ぱらぱらと捲りながら)*キソ**、どう?」 「あんまり効かない時ありますよ、アレ」 「そう、強いんだけどねえ、アレ」 「胃に強いだけなような気がしますよ?」 「じゃあ脳のほう、検査しますか」 「それなら、この間しましたよ?」 「アレじゃなくてね、もうちょっと中身診てみましょうよ」 「はあ」
病院を出て処方されたいつものアレ(薬)を貰って、帰りしなにトモダチに電話をしました。
トモダチ曰く、 七虹の脳を見たいというセンセイの気持ち分かるわあ。今の科学で、七虹が何考えてるんだか分かるようであれば、あたしだって見てみたいもの。
そんな診察のことを告げたわけじゃありません。 しかも、そんなに不思議なヤツじゃありません。 そこいらに居る、ごくごく普通のヤツです。
まさか、知らないうちに異星人にチップを埋められていたりとか、やっぱり電波塔があったとか、そういうんなら見てみたい気もするけど。
そんなわけで、ドラム缶の中に頭を突っ込んだアノ検査でなく、次回は何やらもうちょっとオカルト的な検査をするそうです。 中を開かずに検査、まるでイリュージョン。
夏ねぇ。
蛇足。
ゼルダ 愛と狂気の生涯 ナンシ−・ミルフォ−ド著で、既に絶版になっていると思います。
|