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2012年07月05日(木) GHQは生きている。



 展覧会が迫って来て本を読む暇もなく、搬入が済むまで読書は諦め、今日チャンネル桜に送ってもらった名古屋APAホテルでの、がんばれ日本愛知県本部主宰の講演会をDVDにした「服部禎男先生講演会 演題 放射能は怖い!のウソ」を制作の合間に素麺を啜りながら見た。

 もう何度も同じ内容を読み見てもなを、改めてこのDVDで日本での事の重大さを知った。
 なんと、ホルミシスと言う言葉は国レベルで禁止されて使えない、当然そんなものに研究費用は出ない、結果十数年以上前に、日本で世界初の本格的研究が岡山大学中心に始まり、日本の大学、学者が参加、数多くの貴重な研究実験論文が横文字で書かれ、世界中に発表され、世界では周知の事となっているその研究が日本では封殺されていると言うのである。

これを見ていて、つい先頃チャンネル桜の在野議員を呼んで話を聞く番組「日出づる国より」を思いだした。ゲストの西村眞悟さんが紹介していた本「GHQ検閲官 甲斐 弦 著」を読んでみたいと思い購入しようとアマゾン、ネット上の殆どの書店を探した。ない!いや正確には国会図書館、ネット上の古本屋にはわずかだがあるにはあった。そんな昔の本ではない。ところが古本屋では8000(定価1300円位)円する。今現在アマゾンの古本では何と足下見たのか13500円よりとなっていた。図書館を調べたら京都府には宇治の図書館と城陽市の図書館に計二冊あるのみだった。普通世間ではこれを幻の本と言う。だーれにも知られていない本と言っても良い。GHQの手先となって働いた本人が書いた本だから、興味が湧いたが購入は諦め図書館で借りる事にした。

 GHQの言論封殺に関しては西尾幹二の焚書図書開封シリーズに詳しいが、それはさておき、現在もホルミシスと言う言葉が使へなくなっているという驚くべき事態は国内にまだ依然として和製GHQが存在すると同じ事だ。

 さてICRP(国際放射線防護委員会)を批准していないロシア、中国は今後原発200基建造予定だと言う。批准している日本は年間一ミリシーベルト限度と既に否定されてしまっている学説を基にぴーちく言っている。最近になって、特殊な環境下では10ミリシーベルト/年でもええんとちゃうかと、何を基にしているのか阿呆な事を垂れ流している隙に、害があるどころか、逆に健康に良いと言う事実を知ってか知らずでか共産圏は真逆を行き原発推進している。アメリカも小型と言う条件付きで推進し始めた。
 服部博士は、日本はこのまま行くとついにロシアから電気を買うはめに陥る事になる(当然、格安と言う事でコストを考えると作るより買う方が儲かる。アメリカでの家電と同じ)だろうと予言している。こうなると日本の主権を脅かされる事になりかねない。

 DVDは何と三時間に及んで知らない人にはとても有益なDVDだと思うが、服部先生のおっしゃった事で事実関係が二ヶ所、思い違いか、データが古い所があった。一つは、スライドで示されたデータ、体内に存在するカリウム40は4000ベクレルではなく、「3000ベクレル」である事(先生のお話にも出て来る、近藤宗平博士の著「人は放射線になぜ弱いか第3版」の99p右真ん中辺り、放射性カリウム)、もう一つは聴講者の質問でトリウム原発の可能性について、服部先生は「適切な容器がない(腐食を防げない)、基本を置いておいてなぜ今頃?」とおっしゃってるが、昨年12月に亡くなられたトリウム原発の制作者古川和男博士は、その問題は既に解決している事を、ユーチューブや著書「原発安全革命」にて、耐腐食容器は日系二世のイノウエ博士がハステロイ-Nという素材を発明しそれを使う事で解決(同書第七章151p左端)していると言われたり書かれたりしている。
 トリウム原発は燃料が液体であるためにコントロールが容易、すぐに止められる、熱暴走しない。例へ爆発しても、空気に触れると車のフロントガラスが壊れた時のように、ガラス状結晶体になり空中に飛散しない。燃料がどこにでも格安で手に入れられる。建造にわずかの敷地面積しか必要としない。中に自然生成されるわずかなプルトニウムも炉内で燃えてしまう。など可能性大な原子炉である。

どうなるんやエネルギー、天を仰いでアーメン素麺冷や素麺


→2008年の今日のたん譚











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