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2007年11月28日(水) |
アリマキとブフネラ (1/2) |
日台同盟推進訪問団(衆議院議員西村眞悟代議士を団長)にくっついて、台湾に行った。会員でも何でもないのに参加させてもらった。駄馬がどこへ行こうと駄馬であると誰かが言った。ライオンや虎と一緒に行くと、改めて自分が駄馬であると言うことが分かるが、同行して良かった。 講演、宴席、いろいろな人達に終始圧倒された。李登輝元総統は、二時間近く立て板に水のごとくに話した。齢八十を超えてそのエネルギーはどこからくるのか。老台北、蔡焜燦氏は取って置きのCIA顔負け??のトップシークレット???を披露し、百数十名の我々の宴席代を支払った(奢ってもらった)!! 宴席では、団長西村代議士はフランス人ルルー作曲の軍歌、抜刀隊(扶桑歌)のあの長い歌詞の曲を音楽無し歌詞カード無しで音吐朗々と歌い上げた。歌詞を見ても文語調で書かれた詩はむづかしい。聞いていると勇気凛々となる。
今回の台湾訪問で改めて思いを新たにしたのは結論から言えば、台湾と日本は共生関係でないと、明日はないと言うことだ。同じ共生といっても、クマノミ(魚)といそぎんちゃくではなく、アリマキとその細胞内で生きるブフネラの関係でないといけない。
←台湾国国旗
いそぎんちゃくは魚をその毒で麻痺させ補食するが、クマノミだけは毒が効かない。おかげでクマノミは、大型の魚から自分を守ることが出来る一方、クマノミがいそぎんちゃくに何を貢献しているのかはよくわかっていない。こういう共生の仕方は、片利共生と言って、今の日本で言えば、在日(主に朝鮮)が、参政権を得るようなものだ。
アリマキとブフネラは、とても強い関係にある。双方の命に関わる関係で、アリマキが摂取する食物には二つのアミノ酸(アスパラギン酸とグルタミン酸)しか含まれていない。他にも必須アミノ酸と言われるものが必要で、これだけでは生きていけない。ブフネラはこの二つのアミノ酸を合成して必須アミノ酸を作り出し、アリマキの生命を維持する。一方、ブフネラは自分の生命維持のための遺伝子の多くを失っていて、アリマキの中でしか分裂増殖が出来ない。これが二億年連綿と続いている。この命を互いに預ける関係が台湾と日本である。地政学的にもそうである。
ー続くー
→2004年の今日のたん譚 お茶の講演会
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