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2006年03月18日(土) 存在に喜ぶ



 先週、雨の中、今苦境に立たされているN議員(行動を共にする会主催)の講演会に行って来た。まだ、初公判が3月9日に終わったばかりで、有罪も無罪も決定されていないのに、国会では自民・民主とも「出て行け」という結論が出た。

「出て行け」に反対したのは、平沼赳夫さんと坂田利夫じゃなかった、鈴木宗男だった。平沼さんの態度は尊敬に値する。武士である。このN議員の真価を分かっている数少ない人だろう。世には手のひら返す輩が五万といる。一番唖然としたのは、N議員が収監された後すぐに、産經新聞の文化コラムに「前からうさんくさい人物だと思っていた」と書いた作家だか横文字経営者だかがいる。こういうのが、一番うさん臭い。
 
 産經新聞もその不正額を最初、8億とかなんとか大仰に書いて、知らぬ間に2・3千万と修正していた。さらに減っているようである。ちょっと計算してみたら、不正に渡ったとしたら、その額は年に,サラリーマンの平均年収くらいで、今回のゲストの漫画家、坂本未明も、どうせならもっと馬鹿でかい何百億とかで挙げられて欲しかったと言って会場を笑わせた。
 
その事は置いておいて、予々、日本の特殊部隊は存在するのか,存在するのならどのくらいの実力を備えているのか、皆目見当がつかないでいた。テレビを見ない分、最近の映画は、批評家になれるくらい見ている。よくある特殊部隊の捕虜奪還物語などを見るにつけ、一体日本はどのくらいの実力があるのか知りたかった。

先日も、元航空自衛隊の*佐藤守元中将(06/05/03訂正:大将は幕僚長、中将が海将・陸将だから陸将補は少将)が、自衛隊を使った、北朝鮮からの拉致被害者を奪還する、疑似作戦の講演があったばかりであった。
N議員はきっぱり言った。「少なくとも五カ国語を操る精鋭特殊部隊がいて、詳しくは言えないが日夜訓練に明け暮れている」、そうである。聞いていてとても心強く感じた。
日本の本当のトップガンは、映画、アメリカのトップガン、フランスの主力戦闘機ミラージュのナイト・オブ・ザ・スカイよりも上を行っていると思う。

 N議員のような、しっかりとした歴史観と愛国心(patriotism)を持った政治家は2・3の人を除きほとんど我が国には存在しない。これからも応援して行く。

*防衛大航空工学科卒(第7期)。航空自衛隊に入隊。戦闘機パイロット(総飛行時間3800時間)。外務省国連局軍縮室に出向。三沢・松島基地司令、南西航空混成団司令(沖縄)。平成9年退官。軍事評論家。岡崎研究所特別研究員.チャンネル桜コメンテータ。平河総研・専務理事
 自衛隊の階級はごまかしでできていて分かりにくい。この前、アメリカの軍人がインタビューを受けていたが、字幕にははっきりと「大将」と書かれていて簡潔明瞭。佐藤さんの場合は、陸将補だから、*中将(06/05/03
訂正:大将は幕僚長、中将が海将・陸将だから陸将補は少将)になるのか、大将の次。どちらにしても偉い。あえて*中将少将が正しい)と書いた。


*☆訂正の参考書・そのとき自衛隊は戦えるか 井上和彦  扶桑社


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